Cassina ixc.｜「竹籠展 - 伝えたい美しいもの」開催

日本有数の竹工芸蒐集家である斎藤正光氏が監修

「竹籠展 - 伝えたい美しいもの」開催

カッシーナ・イクスシーが注目したのは、日本の「竹しごと」──カッシーナ・イクスシー青山本店にて、7月24日（水）より、日本有数の竹工芸蒐集家である斎藤正光氏が監修する「竹籠展 - 伝えたい美しいもの」が開催される。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

職人技を越えた美しい芸術的作品

古くから生活道具のための素材として使われ、日本人にとって身近な存在である「竹」。竹の生えない山はなく、日本人は土器作りよりも早く竹を編んできたといわれるほど。

ざるや籠（かご）などの日用品、雑器として捉えられていた竹製品だが、やがて近代の竹工芸家たちによって、たんなる職人技の域を越えた、美しい、芸術作品と呼ばれるものが生まれはじめる。

今回の「竹籠展 - 伝えたい美しいもの」を監修するのは、日本有数の竹工芸蒐集家の斎藤正光氏。斎藤氏は1955年生まれ、栃木県出身で、20代の頃に見た竹籠に感銘を受け、民家や骨董屋を巡り少しずつコレクションを開始。いまや日本有数のコレクターとして名を馳せ、展覧会のプロデュースをはじめ、雑誌やテレビでのコーディネート協力や、美術館などへの作品・データ提供など、多岐に渡る活動をおこなっている。