「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2015」6月下旬開催決定|ASAHIKAWA DESIGN WEEK
ASAHIKAWA DESIGN WEEK
「豊かなライフスタイルを誰しもが楽しめる未来」を目指して
「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2015」6月下旬開催決定
北海道旭川市で毎年6月に開催されている「旭川家具産地展」が、第61回目となる今年から「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」に名称を変更。クリエイティブディレクターにMIRU DESIGNの青木昭夫氏を迎え、インテリアコーディネーターやバイヤー、建築家、デザイナーなどプロユーザーだけではなく、一般も含めて旭川広域地域を舞台に家具木工産業を世界に広めるイベントとしてリニューアルされる。先日、6月24日(水)から28日(日)の5日間に渡って開催されることが決定し、イベント内容も明らかとなった。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
木工産地・旭川で生まれる2015年の新作・新提案と出会える
「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」の発表会で、イベントの概要を説明した青木昭夫氏は、国内屈指の高度な木製家具技術と工場が集積する旭川の魅力てして、「材料に恵まれた地」「100社以上のメーカーの集積」「人材育成」「IFDA(国際家具デザインフェア旭川)の実績」の4つを挙げた。
グランドテーマに“MAKE SQUARE”を掲げて、あらたにスタートする「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2015」の中心は、メーカー約40社が参加する初夏の展示会。旭川に拠点をもつアルフレックス、カンディハウス、タイムアンドスタイル、匠工芸など高度な技術をもった日本屈指の家具メーカーが、オリジナルコレクションの新作を発表する。
旭川出身の建築家、藤本壮介氏によるインスタレーション
期間中メイン会場となる「旭川家具センター」では、旭川出身の建築家、藤本壮介氏と「ここの木の家具・北海道プロジェクト」とコラボレーションし、大自然のなかで生まれゆく家具の息吹を感じさせるスペシャルインスタレーションを展開。
発表会に登壇した藤本壮介氏は、「旭川の家具製造にかかわる人たちとコミュニケーションし、材料などからインスピレーションを得て、旭川の良さが伝わるような面白いプロジェクトにしたい」と意気込みを語った。
ファクトリーツアーや特別展示にも注目
さらに期間中は、旭川の技術、技能が感じ取れる各社のファクトリーツアーも実施。ものづくりの現場を間近で確かめることができる。また、北欧ミッドセンチュリー以降の椅子を中心に、ハンス・J・ウェグナーやポーエ・モーエンセン、フィン・ユールなどのデザインプロダクトを多数所有する世界屈指のコレクターとして知られる椅子研究家・織田憲嗣氏による特別企画展を旭川市内のチェアーズギャラリーで開催する。
デザインを大きくとらえ、家具も包含するイベントとして生まれ変わる「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」。北海道の初夏の気持ちいい気候のなかで、デザイン性のあるものづくりの良さ、楽しさを満喫したい。
ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2015
期間|2015年6月24日(水)~28日(日)
※一般公開は27日(土)・28日(日)
会場|旭川家具センター(北海道旭川市永山2条10丁目1-35)、旭川市内、東川町、東神楽町の各メーカー、工房、ショップほか
入場料|無料
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/