フランス人女性がディレクションする“不思議なものがあふれる”店|Bazar et Garde-Manger
Bazar et Garde-Manger|バザー・エ・ガルド-モンジェ
南仏で生活をはじめた夫婦の物語『クロロフィルド』を出版
フランス人がバイヤー・コインセプターの“不思議なものがあふれる”雑貨店
東京・青山に店を構える雑貨店「Bazar et Garde-Manger(バザー・エ・ガルド-モンジェ)」は、同店のバイヤーであり、ショップコンセプターであるフランス人女性、マルト・デムラン氏が、著作『CHLOROPHIELD(クロロフィルド)』の発刊を記念して、居住する南フランスから来日。パートナーのフランク・ドラ氏とともに「バザー・エ・ガルド-モンジェ」を訪れた。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
今年3月に5周年を迎えたライフスタイルショップ
「バザー・エ・ガルド-モンジェ」は、“ガルド-モンジェ=冷蔵庫がなかった時代の食べものを保存しておくための貯蔵庫”という非常にユニークな店名のショップ。
「すぎさっていく時間のなかで、一生とっておきたくなるようなもの、楽しく暮らすために必要なものを見つけ出すよろこび、そして不思議なオブジェを集めています」という、フランス人女性マルト・デムラン氏がディレクションを手がけるライフスタイルショップだ。フランスを中心とするヨーロッパのインテリア雑貨、照明、キッチンツール、ファブリック、オブジェ、アート、南仏で買い付けたユーズド家具などを扱う。
コンセプターのデムラン氏は店で取り扱うアイテムを買い付けるバイヤーでもあり、夫でアーティストのフランク・ドラ氏がDMやロゴ、ウェブサイトなど店舗全体のアートイメージを担当する。ショップは今年3月に5周年を迎えた。
庭と光と星を求めて南フランスへ
今回出版した『CHLOROPHIELD(クロロフィルド)』のタイトルは、“クロロフィル+フィールド”の造語で、デムラン氏が文を書き、ドラ氏がイラストを描いている。長く住んだパリから離れ、緑に囲まれた南フランスで生活をはじめた夫婦の物語が語られる。
デムラン氏は、「パリがあたえてくれるあらゆることを満喫して、フランクと私はパリを離れ、庭と光と星を求めて南フランスへ拠点を移すことにしました。それは、生活のクオリティを大切にし、季節の移り変わりや、忘れかけていた海や山、田舎の景色をさまざまな角度から楽しむためでもありました」と執筆の端緒となった移住のきっかけを語る。
さまざまな個性的なアイテムがあふれる店内
フランス・ブルターニュ生まれで、1989年にパリに伝説のブティック「Absinthe(アブサント)」をオープンし、13年間オーナー兼バイヤーを務め、パリのファッション界を賑わしたデムラン氏。彼女がセレクトした店内には、デムラン氏自身がデザインし、ドラ氏のイラストが入った日本製のオリジナルプレートや、フランスのアーティストが手がける日本ではここでしか見つからないアイテムなどでいっぱい。また、ドラ氏が手がけるワイヤーを使った立体オブジェの新作なども目を引く。
南フランスに住み、あたらしいアーティストの発掘やヴィンテージ家具、オブジェを探しつづけるふたりのライフスタイルに触れることができる「バザー・エ・ガルド-モンジェ」。自らも楽しく暮らすために必要なアイテムを見つけ出すよろこびを、
Bazar et Garde-Manger(バザー・エ・ガルド-モンジェ)
東京都港区北青山3-7-6
Tel. 03-5774-5426
営業時間|11:00~19:30 不定休
http://bazar-et-gm.com/