東洲斎写楽の名作が230年の時を経てBE@RBRICKと邂逅 | MEDICOM TOY
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2024年7月24日

東洲斎写楽の名作が230年の時を経てBE@RBRICKと邂逅 | MEDICOM TOY

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BE@RBRICK Boston Museum 東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」 100% & 400%

寛政6年(1794年)に上演された『恋女房染分手綱(こいにょうぼうそねわけたづな)』に材をとった東洲斎写楽の浮世絵『市川鰕蔵の竹村定之進』。今回、ボストン美術館とのコラボレーションのもと、同館が所蔵する浮世絵の名作が、待望のBE@RBRICKになって登場する。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

江戸時代の名優・市川鰕蔵演じる竹村定之進を大胆に描く

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市にあるボストン美術館は、全米屈指の美術館であり国宝級の日本美術を収蔵していることでも知られている。それらは明治維新後に来日した3人の米国人、動物学者エドワード・モース(1838〜1925)、医者のウィリアム・ビゲロー(1850〜1926)、美術学者アーネスト・フェノロサ(1853~1908)によって形成され、ボストン美術館の東洋美術部長を務めた岡倉天心(1863〜1913)によって体系化されている。
中でもビゲローの浮世絵コレクションは3万3264枚と膨大で、その多くがボストン美術館に寄贈され、同館の日本コレクションの核となっている。
東洲斎写楽は江戸時代中期に彗星の如く登場し、僅か10か月の制作活動の期間に斬新な構図で人物の個性を見事に表現した傑作を生み出した浮世絵師。本作『市川鰕蔵の竹村定之進』は、寛政6年(1794)の5月に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」前半の山場「道成寺」の主役で能師役の竹村定之進を描いたもの。竹村定之進は娘の不義密通の謝罪のため、身代わりとなって道成寺の鐘の中で切腹する役である。
演ずる市川鰕蔵は5代目市川団十郎のことで、当時の歌舞伎役者において「極上上大吉無類(これ以上最高の役者は他にいないという意味)」という最高位に至り、随一の名優と呼ばれた人物。その風格を見事に描いた本作は、写楽の最高傑作のひとつとして海外でも特に有名な作品だ。
江戸時代、鮮やかな色彩と独特の構図で当時の風俗や風景を活写した浮世絵。当時の日本美術を愛する人は、ぜひこのBE@RBRICKを手にしていただきたい。
BE@RBRICK Boston Museum 東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」 100% & 400%
サイズ|各全高約70mm / 280mm
購入方法|2024年7月24日(水)0:00~8月10日(土)23:59の期間、MCT TOKYOにて先行受注を承ります
発売日|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店、他一部店舗にて2025年1月発売・発送予定
価格|1万6500円(税込)
Photograph ©️ 2024 Museum of Fine Arts, Boston. All Rights Reserved.  
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