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2022年12月9日
NEXUSVII. × KOSUKE KAWAMURAのBE@RBRICKが400%で登場【河村康輔インタビュー】 | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
BE@RBRICK KOSUKE KAWAMURA × NEXUSVII. × SO1 400%
コラージュの技法を使った作品で、世界的な注目を集めるアーティスト河村康輔がNEXUSVII.とのコラボレーションによりBE@RBRICKを製作。その背景や思いについてインタビューをおこなった。
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
自分がたびたび作品に用いているモチーフ、US$のアートワークを刻んで詰め込みました
アディダス、カシオ、ユニクロなどのブランドや、「AKIRA」「新世紀エヴァンゲリオン」といった人気アニメ作品とコラボレーションし、素材を分解して全く別の作品へと昇華させる「コラージュ」と呼ばれる技法で世界的に注目を集めるアーティスト・河村康輔。
このたび長年に渡って親交の深いNEXUSVII.とのコラボレーションで、シュレッダーにかけたアートワークをボディに内蔵した、新作BE@RBRICKを発表することになった。
このたび長年に渡って親交の深いNEXUSVII.とのコラボレーションで、シュレッダーにかけたアートワークをボディに内蔵した、新作BE@RBRICKを発表することになった。
河村康輔 KOSUKE KAWAMURA
コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー
1979 年広島県生まれ。2006年、根本敬氏個展『根本敬ほか/入選!ほがらかな毎日』入選。2012年、スイスのローザンヌで開催されているフェスティバル「LUFF」にて個展を開催。同年「大友克洋GENGA展」メインビジュアルを担当。2017年大友克洋氏と共作で「INSIDE BABEL」(ブリューゲル「バベルの塔」展)を制作。渋谷PARCOアートウォール企画「AD 2019」で大友克洋氏とAKIRAを使用したコラージュ作品を発表。2018年S/S adidas Originals and United Arrows & Sons collaborative collectionのグラフィックを担当。2022年4月にはユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」のクリエイティブ・ディレクターに就任。
コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー
1979 年広島県生まれ。2006年、根本敬氏個展『根本敬ほか/入選!ほがらかな毎日』入選。2012年、スイスのローザンヌで開催されているフェスティバル「LUFF」にて個展を開催。同年「大友克洋GENGA展」メインビジュアルを担当。2017年大友克洋氏と共作で「INSIDE BABEL」(ブリューゲル「バベルの塔」展)を制作。渋谷PARCOアートウォール企画「AD 2019」で大友克洋氏とAKIRAを使用したコラージュ作品を発表。2018年S/S adidas Originals and United Arrows & Sons collaborative collectionのグラフィックを担当。2022年4月にはユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」のクリエイティブ・ディレクターに就任。
──過去のインタビューで影響を受けたアーティストとして、リンダー・スターリング(Linder Sterling)、ジー・ヴォーシェ(Gee Vaucher)、ウインストン・スミス(Winston Smith)の名前を挙げていらっしゃいましたが、どのような出会いだったのでしょうか。
河村康輔(以下、河村) レコードジャケットからの出会いです。
<編集部・註>
Linder Sterling
1954年イギリス生まれ。1977 年にリリースされたパンクバンド The Buzzcocksのシングル 「Orgasm Addict」のカバーアートで注目を集める。マンチェスターを拠点とするポストパンクバンドLudusの元フロントウーマンとしても活躍。
Linder Sterling
1954年イギリス生まれ。1977 年にリリースされたパンクバンド The Buzzcocksのシングル 「Orgasm Addict」のカバーアートで注目を集める。マンチェスターを拠点とするポストパンクバンドLudusの元フロントウーマンとしても活躍。
Gee Vaucher
1945年イギリス生まれ。クリエイティブ パートナーであるペニー・リンボーと出会い、1978年リリースされたアナーコ・パンクバンド CRASSのアルバム「The Feeding of the 5000」などジャケットアートワークを数多く手がける。
1945年イギリス生まれ。クリエイティブ パートナーであるペニー・リンボーと出会い、1978年リリースされたアナーコ・パンクバンド CRASSのアルバム「The Feeding of the 5000」などジャケットアートワークを数多く手がける。
Winston Smith
1952年アメリカ生まれ。サンフランシスコ出身のハードコア・パンクバンド DEAD KENNEDYS「Give Me Convenience Or Give」や「In God We Trust, Inc」、同バンドのフロントマン、ジェロ・ビアフラ(Jello Biafra )作品のアートワークを手がける。
1952年アメリカ生まれ。サンフランシスコ出身のハードコア・パンクバンド DEAD KENNEDYS「Give Me Convenience Or Give」や「In God We Trust, Inc」、同バンドのフロントマン、ジェロ・ビアフラ(Jello Biafra )作品のアートワークを手がける。
──河村さまのシュレッダーを使ったコラージュの手法は、現在までにどのように進化していったのでしょうか。ターニングポイントになった時期や作品、苦労したこともあわせてお聞かせください。
河村 最初はアブストラクトな作品だったのですが、2017年頃に素材を一枚の写真しか使わずに作る今の作品の形になりました。特にターニングポイントというのは無く他の手法もなのですが、その時に自分が面白いと思ったことを形にしています。苦労した点は一枚の写真を再構築するので、ずらしていって戻した時のバランスを掴むところが今も毎回苦労しています。
──今回のBE@RBRICKは、KOSUKE KAWAMURA × NEXUSVII. × アートギャラリーSO1のコラボレーションとして、ボディ内部にシュレッダーにかけたアートワークが詰まっています。どういう話し合いのもとに製作が進められていったのでしょうか。
河村 自分が発表している作品は平面的なものが多いのですが、立体作品も手掛けてみたいと常に思っています。そこで今回、昔から交流のあるNEXUSVII.さんがメディコム・トイさんのことを熟知しているので協力してもらい、所属ギャラリーであるSO1のプロデュースによって実現しました。
──コンセプトや製作時に苦労したポイント、内部にあるアートワークについて教えてください。
河村 特別なBE@RBRICKを制作したいと思っていました。そこでスケルトンボディの中にシュレッダー作品を詰め込もうというアイデアから始まりました。そして、自分がたびたび作品に用いているモチーフのUS$のアートワークを刻んで詰め込みました。
──NEXUSVII.の今野智弘さんと出会ったきっかけや共感する部分、日頃交わす話題について教えてください。
河村 今野さんとは10年ほど前に、アーティストのChim↑pomを通じて知り合いました。共通の友人が多いので、たわいもない話も気軽に話し合ったりします。屋久杉染めやバラ染めなど、他では見ることができないクラフトのこだわりや、洋服作りの生真面目さが印象的ですね。
──メディコム・トイの印象についてお聞かせください。
河村 世界中の友人に話しても必ず知っているグローバルブランドであり、メディコム・トイというひとつのカルチャーですね。
──今後、新たに手がけてみたいBE@RBRICKのイメージはございますか。他にもメディコム・トイと一緒にやってみたいことがあれば教えてください。
河村 次は1000%にできたら良いですね。
──これまで大友克洋、ウォーホル、根本敬、ゴジラといった多彩なコラボレーションを展開していますが、河村さんの中で基準について教えてください。
河村 特に基準は無いです。その時に直感で自分の気持ちのいい事をやっていくという事を大切にしています。
BE@RBRICK KOSUKE KAWAMURA × NEXUSVII. × SO1 400%
サイズ|全高約280mm
購入方法|NEXUSVII. official online storeにて発売予定
発売日|2023年1月発売予定
価格|2万2000円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
サイズ|全高約280mm
購入方法|NEXUSVII. official online storeにて発売予定
発売日|2023年1月発売予定
価格|2万2000円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
問い合わせ先
NEXUSVII. [SHIBUYA PARCO]
Tel.03-5422-3637
http://www.nexusvii.jp