FOR STOCKISTS |  あたらしいかたちのインテリア・デザイン展示会
DESIGN / FEATURES
2015年3月4日

FOR STOCKISTS | あたらしいかたちのインテリア・デザイン展示会

9月5日から3日間、東京・原宿にあるplayoutgalleryにおいて、合同展示会「FOR STOCKISTS」が開催された。
これは国内インテリア・デザインのメーカー、 ショップ17社が参加した業者向けの展示会。
期間中は台風上陸という悪天候に見舞われながらも、多くの来場者で会場内は熱気に包まれた。

文=Baumas Finkelstein写真=Jamandfix

やがてひとつのカルチャーへ、FOR STOCKISTS――

2006年9月に東京・代官山Hillside Westにて、小さな産声をあげた「FOR STOCKISTS」。
おなじ価値観を共有できる顧客に向けて発信したこの展示会は大きな反響をよび、2回めとなる今回、参加企業・ショップは前回の倍となった。

AKIKO SUSO(帽子)、CHIGO(子供服)、Collex / everyday by collex(インテリア)、COWBOOKS(雑貨)、dieci(インテリア)、FLAVOR(ペットグッズ)、F-style(プロダクト)、graf(インテリア)、Gel Chop (プロダクト)、Peloqoon(人形)、LANDSCAPE PRODUCTS(インテリア)、New territory(インテリア)、PAPIER LABO.(活版印刷)、SOURCE(ジュエリー)、Torso/TEMBEA(バッグ)、UTRECHT(書籍)、VIVO ,VA(雑貨・書籍)、YARD(植物)、YEN WERE(陶器)

名を連ねるこれらの参加者から、バラエティに富んだ内容が想像できるのではないだろうか。
個々のよさを挙げればきりがないが、「FOR STOCKISTS」において特筆すべき点は、なんといっても会場内の雰囲気のよさであろう。

STOCKISTS 01/12

大阪のショップ「dieci」のブース。Lisa Larsonなど北欧の雑貨を展示。

STOCKISTS 2/12

「graf」も大阪より参加。家具をメインとした展示。

STOCKISTS 3/12

「yard & gel chop」によるインスタレーション。植物と農業をテーマにした「gel chop」の新作の組み合わせは新鮮。

STOCKISTS 4/12

「ランドスケープロダクツ」の新作家具が発表。

STOCKISTS 5/12

「yen ware」は熊本の小代焼がベースのモダンウェア。

STOCKISTS 6/12

「COW BOOKS」も今年も参加。新作のグッズも好評。

STOCKISTS 7/12

「SOURCE」はモダンジュエリーを中心とした展示。

STOCKISTS 8/12

「PAPIER LABO」は活版印刷を駆使した新作を発表。

STOCKISTS 9/12

「COLLEX」は北欧デザインの家具、雑貨を中心にスマートな展示。

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「ユトレヒト」は江口さんもブースに立って活躍。NIEVESの本も展示。

STOCKISTS 11/12

「CHIGO」のブースはこの中で可愛らしい内容。

STOCKISTS 12/12

「TENBEA」のトートは大人気。スタイリストのあいだでもブレイクしているようです。

参加企業と来場者がともに楽しんでいる様子から、モノのよさが人から人へ伝わり、またモノを通して人と人が繋がっていくことを、目の当たりにした3日間でもあった。

「ここに来れば<今>がわかる」という声を会場内でたびたび耳にした。
これは「FOR STOCKISTS」への大きな賛辞であり、今後の発展に胸を膨らませている証拠でもある。

「FOR STOCKISTS」はこれからどうなっていくのか。
この小さな潮流が脈々と、やがてひとつの文化になることを、ただただ願うばかりである。
10年後が楽しみだ、そう思える展示会はなかなかないだろう。

           
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