2014 ミラノサローネ最新リポート｜Baccarat

Baccarat｜バカラ

2014年、記念すべき創設250周年を迎えたバカラ。バカラのリュクスに輝きを放つ作品の数々を展示するエキシビションが、ミラノサローネ期間中、ミラノ・ブレラ地区の由緒あるサンカルポフォーロ教会で開催された。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

1764年の創設以来、フランスが誇る“アール・ドゥ・ヴィーヴル（生活芸術）”の伝統を守りつづけその象徴として輝いてきた、クリスタルのラグジュアリーブランド、バカラ。今回のミラノサローネのエキシビションでは、その魅力をあますところなくアピールした。

会場となったサンカルポフォーロ教会中央には、祭壇をイメージした「ゼニスシャンデリア 84 灯クリア＆レッド」と、アルクール、ミルニュイ、ベガなどバカラのアイコニックな作品をセッティング。息を呑むようなラグジュアリーな空間を演出した。

さらに、バーカウンター、リビング、バスルームなどをイメージした設えをセッティング。タイムレスな煌めきを放つシャンデリアや、250周年のために特別に復刻した「サンクロック」、デザインオフィスnendoによるユニークな「アルクールチェスゲーム」など、バカラの高い職人技術をもって制作された作品を展示した。

教会の無機質な石の壁と光り輝くクリスタルのコントラストも圧倒的な美しさで、来場したゲストたちも幻想的な空間に酔いしれた。