DESIGNTIDE TOKYO 2011|CASA特集|デザインタイド トーキョー2011への期待
DESIGN / FEATURES
2015年5月19日

DESIGNTIDE TOKYO 2011|CASA特集|デザインタイド トーキョー2011への期待

2011年は、「TIDE Focus」と「TIDE Table」のあらたなコンテンツが登場!

「DESIGNTIDE TOKYO 2011」への高鳴る期待

秋の東京は、デザインが彩る。形を生み出す源泉=「思考」をトレードする場として7年目を迎える、デザインタイド トーキョー。 開催ごとに翌年への期待が高まるなか、2011年はふたつのコンテンツがくわわり、さらなるアップグレードが期待される。東京を舞台に、思考と思考が混ざり合い、あらたにつくられていく風景──劇的で魅力ある一週間が、いまはじまろうとしている。

Text by OPENERS

メイン会場で重要なのは“光”です──中坊壮介

デザインタイド トーキョー 2011では、従来の「TIDE Exhibition」「TIDE Market」「TIDE Extension」に、今回「TIDE Focus」と「TIDE Table」のあらたなコンテンツが登場する。

「TIDE Focus」では、招待作家による作品発表をおこなう。デザインタイド トーキョー 2011の独自の視点で選んだデザイナーの作品をつうじて、その年ならではの意識を提示し、観る者に気づきを喚起するというものだ。Mika Tolvanen、Vahakn Art & Design Studio, London、真鍋大度の3組が参加する。

「TIDE Table」は、大きなテーブルにのせられたさまざまな話題を、皆で話し、共有するトークイベント。デザインタイド トーキョーのすべてのコンテンツを繋ぎ、ジャンルを横断し、デザインと社会を結ぶ試みだ。

デザインタイド2011|中坊壮介 02

そして毎年注目されるメイン会場の構成は、デザイナーの中坊壮介氏が担当。これまでの建築家の起用から一転、プロダクトデザイナーが会場をデザインする。 デザインコンセプトについて中坊氏は、「展示者にとってメイン会場はモノを<観せる>、来訪者にとっては<観る>場です。プロダクト・オリエンテッドな空間を創りたいと思っています。重要なのは光です」。

中坊壮介|NAKABO Sosuke
1972年 京都府生まれ。2002年 Royal College of ArtのDesign Products科修士課程修了。 松下冷機デザインセンター、良品計画企画デザイン室、ジャスパー・モリソンのロンドンオフィス勤務を経て、自身の事務所を設立。
www.sosukenakabo.com

そしてOPENERSが注目する作家とブランドは以下の3つ。中坊氏が手がけたメイン会場に足を踏み入れたとき、それぞれの作品はどのように映るのか、どのような驚きがあるのか──いまから胸が高まる。

TIDE Focus|注目の新コンテンツ。メイン会場にて招待作家による作品が発表される

デザインタイド2011|中坊壮介 03

Mika Tolvanen(ミカ・トルバネン)
ヘルシンキをベースに活動するデザイナー。1975年 フィンランド・リエクサ生まれ。トゥーロ地区にある古いコーヒーショップをオフィスにし、家具、照明などのプロダクトデザインをおこなう。クライアントに、Muuto、Zanotta、Frag、E&Y、Offecct、KFF、SpHousなどをもつ。

TIDE Exhibition|デザインタイド トーキョーの中核=メインエキシビション。デザイナーのあたらしいアイデアと作品が、もっとも高い精度で発表される

デザインタイド2011|中坊壮介 05

Colin Schaelli / con.temporary furniture(コリン・シェーリー/コン. テンポラリー・ファニチャー)
シンプル構造で、組み立ても持ち運びもいたって簡単な家具コレクション。釘やネジなどを使用しないで組み立てられる「コン.テンポラリー・ファニチャー」はもっとも再生可能な資源 =「木材」からつくられていて、海路や空路といった長距離輸送の手間隙やコストを抑えるために、販売国の選ばれし工房の職人たちがその製作にあたっている。積層合板からなる家具サイズは、170×85cmを基本とした畳グリッドシステムに基づいている。

TIDE Market|実際のプロダクトを手に取り、デザイナー本人から購入することができる出会いのマーケット

デザインタイド2011|中坊壮介 06

Rendez-vous Project(ランデヴープロジェクト)
スパイラル/ワコールアートセンターが推進する、アーティストと科学者、職人など分野を超えた多様な人材の“ランデヴー(出会い)”によって生まれる、あたらしい視点を活かしたものづくりのプラットフォーム。
「ランデヴープロジェクト」による『スローレーベル』は、障害者とアーティストのランデヴーから生まれた手づくりの雑貨ブランド。大量生産では実現できない自由なものづくりを目指す、あたらしい試みだ。

デザインタイド トーキョー 2011
会期|2011年10月29日(土)~11月3日(木・祝)
メイン会場|東京ミッドタウン・ホール
時間|10月29日(土)~11月2日(水)11:00~20:00/11月3日(木・祝)11:00~17:00 入場料|1500円(学生1000円)/1日 3000円(学生 2000円)/会期中3日 *学生割引は学生証提示の場合のみ
レセプション|10月28日(金)19:00~21:00 *invitationの方:無料/invitationをお持ちでない方 1500円(学生 1000円)
https://designtide.jp/

           
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