SIGMA SD1 Merrillの基本コンセプトを継承しつつ高画質＆小型・軽量化を両立

さまざまなマウントに対応する交換レンズや、コンパクトデジカメとは思えない精細な画質を誇る「SIGMA dp Quattroシリーズ」「SIGMA DPシリーズ」を擁し、コアなファンから熱い支持を得るカメラメーカー、シグマ。年初の発表から待ち望まれていた、同社初のミラーレス一眼「SIGMA sd Quattro」がいよいよ発売となる。

同社の写真哲学と技術思想を具現化した名機「SIGMA SD1 Merrill」の基本コンセプトを継承しながら、ミラーレス構造を採用。レンズ交換式デジタルカメラであるいっぽう、SIGMA dp Quattroシリーズと同じように、小型・軽量なボディからは想像しがたい高性能のイメージセンサーによる高画質を実現した。

レンズマウントはシグマSAバヨネットマウントを採用。一眼レフ用の交換レンズとして、表現者の多彩なニーズに応えてきた、3つのコンセプトライン「Contemporary」「Art」「Sports」を擁すSIGMA GLOBAL VISIONレンズシリーズの光学性能を余すことなく引き出すシステムとなっている。

SIGMA dp Quattroシリーズと同様に、APS-Cサイズの「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー Quattro」を搭載。約3900万画素相当という高感度センサーで、世界唯一という垂直色分離方式のセンサーは、ありのまま色彩をとらえ、中判カメラ並みの高精細な描写を実現している。

「SIGMA sd Quattro 30mm F1.4 DC HSM | Art レンズキット」

レンズキットに同梱される「30mm F1.4 DC HSM | Art」

さらにセンサーの性能を最大限に引き出す、撮影モード「SFD（Super Fine Detail）」を備え、一度のレリーズで7枚の露出の異なる映像を取得し、専用のRAWデータを生成する。これにより従来以上にノイズレスで高精細な作品撮影が可能になったという。

「Quattro」シリーズらしい斬新なデザインも、後継機を待ちわびたファンにとっては、心を鷲掴みにされるポイントだろう。ボディのみと、「30mm F1.4 DC HSM | Art」が付属するレンズキットが発売される。レンズ、センサー、そしてデザインという、写真表現者にふさわしい一台に仕上げられている。

SIGMA sd Quattro（ボディのみ）

発売日｜2016年7月7日（木）
価格｜オープン
サイズ｜約W147×H95.1×D90.8mm（ボディのみ）
重さ｜約625g（バッテリ、メモリカード除く）
撮像素子｜Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー（APS-Cサイズ：23.4×15.5mm）
画素数｜3900万画素（S-HI）
液晶モニター｜画面サイズ：3.0型

SIGMA sd Quattro
30mm F1.4 DC HSM | Art レンズキット
発売日｜2016年7月7日（木）
価格｜オープン
キットレンズ｜ 30mm F1.4 DC HSM | Art
（レンズ構成：8群9枚、最小絞り：F16、フィルターサイズ：Ø62㎜、最短撮影距離：30cm、最大径：Ø74.2㎜、最大全長：63.3㎜、最大倍率：1:6.8、重さ：435g）