社宅を改装・改築したシェアハウスがオープン
DESIGN / ARCHITECTURE
2015年1月7日

社宅を改装・改築したシェアハウスがオープン

「成長する暮らし」をコンセプトにしたコミュニティ

社宅を改装・改築したシェアハウスがオープン

新横浜に「成長する暮らし」をコンセプトとしたシェア型の邸宅「文苑邸(ぶんえんてい)」がオープンした。もともと、築33年の企業の社宅だったこの建物。既存の建物を用途転換するコンバージョンとしても注目を集めそうだ。

Text by YANAKA Tomomi

ヨガ教室やDIY教室、菜園プログラムなども開催

約1450平方メートルの敷地に、春には美しい桜を楽しむことができる大きな庭が広がる文苑邸。吹き抜けのある広びろとした共有スペースをはじめ、庭に面した部屋やテラス付きなど、郊外にある邸宅ならではのゆとりのある建物の特徴を生かした15室の個室が設けられた。

文苑邸 02

文苑邸 03

インテリアは、自然素材や廃材を利用したチェアなど、素材感を感じられるアイテムを使用。シンプルなトーンを基調にし、あえて未完成な状態にされている。今後、入居者らが暮らしをとおしてみんなでつくりあげてほしいという期待がこめられているという。

文苑邸 04

文苑邸 05

また、既存のドアノブや階段の手すりなどは、社宅だった当時のまま残されクラシカルな雰囲気も漂う。個人の収納スペースが限られてしまうことも多いシェアハウスだが、文苑邸では、入居者全員分のトランクボックスやシューズボックスを設置。機能的に過ごせる空間がきめ細やかにデザインされている。

そして、シェアハウスならではの楽しみも。文苑邸では「成長する暮らし」をコンセプトに、庭やリビングスペースを利用したヨガ教室やDIY教室、菜園プログラムなど、定期的なイベントを今後開催。住民とその友人による交流の場や、コミュニティづくりに生かされていくという。

文苑邸 06

郊外の邸宅だからこそ味わうことができる開放感のある空間。そして、木々に囲まれた大きな庭でアウトドアを楽しむ暮らし。文苑邸での生活は、住民同士のコミュニケーションにより、オン・オフを問わない相乗効果が生まれる場となりそうだ。

文苑邸
神奈川県横浜市港北区鳥山町
敷地面積|1446.94平方メートル
延床面積|457.69平方メートル
構造|鉄筋コンクリート造2階
室数・面積|全15室 10.2~17.5平方メートル
募集価格|6万4000円~8万6000円

シエスタ
Tel.03-5728-3516(代表)

           
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