JDSアーキテクツによる日本初の個展が京都スフェラ・エキシビションで開催
JDSアーキテクツによる日本初の個展 『Agendibition』
ヨーロッパを代表する若手建築事務所「JDS(ジュリアン・デ・スメド)アーキテクツ」による日本初の個展が京都のスフェラ・エキシビションで開催される。
Texts by OPENERSPhotos by JDS Architects (top)/
Ake E:son Lindman (shop exterior)
「JDSアーキテクツ」は、 Julian De Smedt(ジュリアン・デ・スメド)によって設立された、建築・デザインを中心に、都市計画から家具デザインまで幅広く手がける建築事務所。現在コペンハーゲン、ブリュッセル、オスロの三都市に事務所をかまえ、世界中から集まった45名のスタッフが活躍している。
今回スフェラ・エキシビションで開催される『Agendibition(アジェンディビション)』は、昨年末に出版されたJDSアーキテクツの作品集『AGENDA(アジェンダ)』をベースにした、彼らにとって日本初となる個展だ。『AGENDA』は、建築業界にも大きな影響を及ぼすことになった2008年9月15日のリーマン・ショックからの1年間に起こった様々なニュースを時系列で追うと共に、JDSアーキテクツのプロジェクトや出来事、アーティスト、政治家、キュレーター、作家、経済学者、ジャーナリスト、ディベロッパー、教育関係者、そして建築家との対談やエッセイを収めたあたらしい形の作品集だ。
『Agendibition』は、その『AGENDA』の中で繰り広げられる365日の物語を空間に再現した展覧会。ギャラリーの壁を使い作品集の全ページとその中で紹介しているプロジェクトの模型やイメージの一部を展示する。現代の若手建築家たちを取り巻く危機的状況やチャレンジを示唆する刺激的な1冊の本を立体的に表現した興味深い試みだ。またオープン初日の4月2日(金)に催される、ジュリアン・デ・スメド氏とdezain.netの岡田栄造氏によるレクチャーと対談も見逃せない。
Agendibition|アジェンディビション
JDS/Julian De Smedt Architects Exhibition
会期|2010年4月2日(金)~5月9日(日)11:00~20:00
定休日|水曜日
入場料|無料
場所|SferaExhibition (スフェラ・エキシビション)
京都府東山区縄手通り新橋上ル西側弁財天町17 スフェラ・ビル
Tel. 075-532-1106
『デザインの部屋10:ジュリアン・デ・スメド×岡田栄造』
ジュリアン・デ・スメドと岡田栄造(dezain.net)によるレクチャー&対談
日時|2010年4月2日(金)
17:30開場/18:30開演/19:30レセプション
入場料|500円(要予約)
予約|Tel.075-532-1139/Email.exhibition@ricordi-sfera.com