OUTERMOST DESIGN｜皇室御用達の眼鏡メーカーの逸品

OUTERMOST DESIGN｜アウターモストデザイン

皇室御用達の眼鏡メーカーがつくるオリジナルブランド

マニアを唸らせる逸品「OUTERMOST DESIGN」

眼鏡生産・日本一の福井県に、眼鏡の組み立てのみならず、プラスティックやメタルといったすべてのパーツまでを一貫して製造している、国内唯一のメーカー「クロバー」社がある。永きにわたり皇室御用達のメーカーといわれ、繊細かつ高い技術力は、国内外からつねに熱い注目を集める。匠の技、美しいデザイン、高品質なマテリアルが三位一体となった、同社のオリジナルブランド「OUTERMOST DESIGN（アウターモストデザイン）」を紹介したい。

Text by OPENERS

「クロバー」社だから可能な高い技術力の象徴

「OUTER MOST DESIGN」のコンセプトは、「手づくりの伝統技法」と「ファッション性」の融合。デザイナーの川端知幾氏は、プロダクトデザイナーを経て、現在は眼鏡職人としての顔も併せもつ。今回紹介する「style018」は、「ウィンザー式」のスタイル。丸型のレンズを使用し、裏からメタルフレームでしっかりと支えた、イギリスに伝わる伝統的なデザインだ。ビスの留め方は1970年代のドイツのフレームをイメージし、ヨーロッパの伝統的なスタイルを絶妙なまでに溶け込ませている。

ディテールの追求が理解できるのが、「智（ち）」の部分。「智」とは、レンズの周りを囲む縁「リム」と耳にかける「つる」をつなぐ、唯一眼鏡の可動部分。「つる」を伸ばしたときに、「智」の部分を見ると、いっさい隙間というものが存在しない。まるで一本の棒がフレームについているかのよう。これは高い技術力の象徴で、「クロバー」社だからなせる技だという。

もちろん掛け心地も絶妙。ソフトな当たりは疲れにくく、快適な毎日を演出する。鏡に向かえば、より知的に、なにより優しい表情が映し出され、ファッションコーディネイトにも力が入るだろう。高水準なアイウエアの登場は、その技術力を世界に知らしめるとともに、眼鏡をかける楽しさをあらたに提示してくれるものだ。