MATEO|味わいのある民芸の器が揃う「工芸喜頓(こうげいきとん)」
MATEO|マテオ
東京・世田谷区上町の世田谷通り沿いにオープン
民芸の器と工芸の店「工芸喜頓」
民芸の器オンラインショップ「日々の暮らし」を運営するMATEO(マテオ)が、世田谷区上町の世田谷通り沿いに、店舗「工芸喜頓(こうげい きいとん)」を4月20日にオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HIROSE Ikuko
店主自ら探した陶器や工芸品
留学先のフランスの友人宅で目にした食文化や器、生地などフランスの“フォーククラフト=民芸”に強く惹かれた「工芸喜頓」の店主、石原文子さん。帰国後、ラグジュアリーブランドのエージェント&PR会社に勤務するが、出産を機に退社。2011年に、以前見たパリのケ・ブランリ美術館の「日本民藝展」での民芸の美しさを倉敷で再確認し、システムエンジニアのパートナーとともに、民芸のオンラインショップ「日々の暮らし」を立ち上げる。
今回オープンしたリアルショップ「工芸喜頓」は、店主自ら、島根、岡山、広島、兵庫、熊本、大分、沖縄の各地に点在する窯元を訪ねて買い付けした陶器や工芸品を揃える。どれもその土地の習慣や風土が色濃く残る、実用的な器ばかりだ。
店主の石原文子さんは、「工芸喜頓では、個々それぞれの空間と生活スタイルにあった美しく楽しい実用品を見つけていただければと思います」とコメントを寄せてくれた。
SUZUKI CRAFT 代表のガリバーこと鈴木信行氏がディレクション
店舗名は、喜劇俳優のバスター・キートンから名前をとった喜劇役者、益田喜頓(ますだきいとん)から、さらに名前をとり、その名の通り、昭和の古き良き時代を現代風にアレンジした個性豊かな内装は、かずかずの店舗を手がけるSUZUKI CRAFT代表のガリバーこと鈴木信行氏がディレクション。小上がりに腰かけながら、好みの器をゆっくりと選ぶことができる。
<取り扱いアイテム>
器(陶器)|森山窯、湯町窯、袖師窯、出西窯、永見窯(島根)掛谷康樹(広島)、倉敷堤窯(岡山)、俊彦窯(兵庫)、平山元康(兵庫)、井上尚之(熊本)、まゆみ窯(熊本)、小鹿田焼(大分)、北窯 松田米司(沖縄)、北窯 松田共司(沖縄)、北窯 宮城 正享(沖縄)、横田屋窯(沖縄)、上江洲茂生(沖縄)
ガラス|奥原硝子製造所(沖縄)、ガラス工房晴天(沖縄)、カンナカガラス工房(広島)、三宅吹ガラス工房(岡山)
木工|森山ロクロ工作所(島根)