TAKAOKA CRAFT COMPETITION|「高岡クラフトコンペティション」作品全国公募中
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2014年12月9日

TAKAOKA CRAFT COMPETITION|「高岡クラフトコンペティション」作品全国公募中

TAKAOKA CRAFT COMPETITION

富山県高岡市で開催される27年目の伝統あるクラフトコンペ

「高岡クラフトコンペティション」作品全国公募中

今年で27年目を迎える、工芸都市・富山県高岡市が開催する日本有数のクラフトコンペ「高岡クラフトコンペティション」。手仕事が見直されるなか、“これからのクラフト”のあり方を示す作品を、7月12日(金)まで全国公募している。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

銅器、漆器、アルミ産業などで有名な「ものづくり」の街

富山県の北西部に位置する人口17万人の都市、高岡市。加賀前田家二代当主の利長が町を開く際に呼び寄せた鋳物師7人衆が現在の高岡銅器のルーツだ。おなじころにはじまった高岡漆器とともに、現代にその心意気と技を伝えている。また、銅器や漆器などの伝統産業だけでなく、アルミ産業の生産額が日本一と、高岡は新産業もふくめた「ものづくりのまち」として知られている。

「高岡クラフトコンペティション」は、その伝統を引き継ごうとする若い職人たち(高岡伝統産業青年会)が、これからの日本の工芸やファクトリー・クラフトの未来を切り拓くべくはじめたクラフトコンペ。地元産業界、商工会議所、行政が一丸となって開催、今年で27年目を数えている。

高岡クラフトコンペティション|作品全国公募 02

2012年ファクトリークラフト グランプリ受賞作品
「マネキン~hiraku~」(株)道具×安井未星×尾崎 迅
(素材:アルミ)

「高岡クラフトコンペティション」は、<ファクトリークラフト><コンテンポラリークラフト>のふたつの視点から、クラフトの領域の核心を突く作品を募集。小泉 誠氏(デザイナー)、立川裕大氏(デザインプロデューサー)、日野明子氏(バイヤー)など、各回の一線で活躍する人物が審査員となっている。入選作品には賞金(グランプリ80万円)授与、展示や販売の機会があたえられる。

昨年は応募者351名、作品数2129点を集め、全国有数のクラフトコンペとして名高い。金属、漆、陶器、ジュエリー、家具など、質の高い作品が数多く寄せられている。

工芸都市高岡2013クラフトコンペティション
<事務局・作品搬入先>
工芸都市高岡クラフトコンペ実行委員会
富山県高岡市丸の内1-40 高岡商工会議所内
Tel. 0766-23-5000
E-mail:takaoka@ccis-toyama.or.jp
http://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft

2013年10月3日(木)から7日(月)「高岡クラフト市場街」開催

クラフトコンペの入選作品が展示される時期にあわせ、高岡の街中の複数の会場を使って展開される「クラフト市場街(いちばまち)」が今年も開催。高岡のもの作りの現場を見学する「高岡クラフツーリズモ」や、クラフト作家の器を使って食事を楽しめる「食のクラフト」、クラフト作家の展覧会、まち歩きワークショップ、スタンプラリーなど盛りだくさんな内容を予定。さらに今年は富山県主催のプロダクトデザインコンペ「デザインウェーブ イン富山」も、同時期に高岡で開催される。

           
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