日本が誇る職人の技が一堂に会す「職人解放区」を開催|ISETAN
ISETAN|伊勢丹
世界から注目される日本のクリエイティブが一堂に会す
ニッポンが誇る匠の技が手に入る「職人解放区」を開催
伊勢丹 新宿店・本館では、世界から注目をあつめる日本の工芸品やクリエイティブが揃う展示会「職人解放区」を開催。6月10日(水)にスタートする展示会では、「Gather(集結力)」「Global(世界性)」「Creative(創造性)」のキーワードのもと、三人のキューレターたちと伊勢丹が手を組み、日本の職人の技がもつ価値を広く発信する。
Text by TSUCHIYA Motohiro (OPENERS)
史上初、有田焼の26の窯元が製作した豆皿が集結
伊勢丹新宿店・本館を舞台に、日本が誇る職人の技が息づく工芸品やクリエイティビティーのあらたな価値を、国内外へ発信するプロジェクトがスタートした。食、アニメ、ポップカルチャーなど、世界から熱い視線をあつめる日本。伊勢丹新宿店にも、格式高い老舗ブランドから新進気鋭のクリエイターが手がけたものまで、日本の職人がつくり出した高品質なアイテムを探し求める人びとが世界中から訪れる。また、彼らは日本の職人技に、日本人自身が気づいていない“あたらしい価値”を見出すことも多いという。
伊勢丹では、この“あたらしい価値”を含めた、モノづくり大国である日本の職人技を広く国内外に紹介するプロジェクトを計画。このプロジェクトの第一弾として、開催を迎えたのが「職人解放区」だ。伊勢丹新宿店・本館1階の“ザ・ステージ”で開催される「職人解放区」では、「Gather(ギャザー)」「Global(グローバル)」「Creative(クリエイティブ)」をキーワードとして掲げ、伊勢丹と三人のキュレーターが手を携えて展示と販売会をおこなう。
「Gather(結集力)」をテーマにした展示では、有田焼の26の窯元の豆皿が集結。現在、約150の窯元が操業し、2016年には開窯を400年を迎え、国内外で関心が高まっている有田焼を、「h concept(アッシュコンセプト)」の名児耶秀美代表をキュレーターに迎えて紹介。
日本の食文化とともに独自の進化を遂げ、海外でも人気の豆皿の展示は、老舗からニューフェイスまで、暖簾を超えて伝統とさらなる革新を求めつづける26の窯元が参加し、個性溢れる作品が並ぶ。右衛門窯や柿右衛門窯など、名だたる窯元の豆皿が一堂に会すのは、史上はじめてだという。
世界的に評価の高い革新的な日本の職人アイテムが並ぶ
ニッポンの魅力を追いつづける月刊誌『Discover Japan』とデンマーク出身のイェンス・イェンセン氏がコラボレートして、世界的に評価の高い職人や作品をセレクトした「Global(世界性)」の展示は、とくに個性的な作品を揃えた。
「デザイナーを兼ねる日本の職人は世界でも希有な人材」と話すイェンス氏は、『Discover Japan』や『Wallpaper』などの誌面で日本の魅力を発信している。スプレー缶を自在に操るアーティスト・ZENONE氏と、表具師・井上雅博氏による、表具をキャンバスにスプレーで侍がステンシルされたアートパネルをはじめ、伝統の技をベースにあたらしいモノづくりに挑んでいる作品を紹介している。
ファッション、アートイベントなどの企画・演出・制作で活躍する小松隆宏氏が手がけた「Creative(クリエイティブ)」の展示では、唯一無二のギフトを提案。日本の職人やアーティストの魂・技・感性と、贈り手のおもいを融合させる、世界でたったひとつのギフトをつくるプロジェクト"THE GIFTER(ザ・ギフター)”を紹介している。展示作品の俵藤ひでと氏の「メッセージ・バーコード」は、寄木細工のようにアクリルのパーツを組み合わせた技法の「寄せアクリル」でつくられていて、バーコードリーダーをかざすことでバーコードに込められたメッセージを読み取ることができる。
「職人解放区」の開催期間は6月16日(火)までの1週間。ニッポンが誇る匠の技を身近に感じ、希少性の高いアイテムに出合える貴重なチャンス。日本のクリエイティブの“いま”を肌で感じに、足を運んでみてはいかがだろうか。
職人解放区
開催期間|6月10日(水)~6月16日(火)
営業時間|10:30〜20:00
開催場所|伊勢丹 新宿店 本館1階=ザ・ステージ
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-3352-1111(大代表)
http://www.isetan.co.jp/