ハイブリッドモデルとなった新型RAV4が発売
CAR / NEWS
2025年12月18日

ハイブリッドモデルとなった新型RAV4が発売

 

TOYOTA RAV4|トヨタ ラブ4

 
トヨタ自動車はフルモデルチェンジした新型「RAV4」の販売を開始した。6代目ではハイブリッドモデルのみでの展開となり、今後はPHEVモデルも投入される予定だ。
 

Text by YANAKA Tomomi

2025年度中には「GR SPORT」とPHEVモデルも発売

 
アウトドアでも街乗りでも楽しめるという新ジャンルのSUVのパイオニアとして誕生したRAV4が6代目へと進化した。
 
新型RAV4は、全長4,600×全幅1,855×全高1,680mmと前モデルとほぼ同じボディサイズ。エクステリアはRAV4らしい塊感のあるデザインとパッケージはそのままに、大径タイヤを強調したSUVらしいスタンスが特徴的だ。
 
インテリアは、ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置した「アイランドアーキテクチャー」を採用。
 
SUVとしての平衡感覚がつかみやすい水平なインストルメントパネルにくわえ、目線移動が少ないナビゲーションメーター、手が届きやすいエアコン吹き出し口の配置など操作性を向上させたという。
 
またトヨタ初採用技術として、カラーヘッドアップディスプレイを従来の「立体表示」から遠近感を生かした「斜め表示」へと変更。視認性を向上させた。
 
ワンアクションでの直感的なシフト操作を可能にする「エレクトロシフトマチック」もトヨタ初採用となっている。
 
エンジンは、2.5リッター直列4気筒エンジンとモーター出力により、システム最高出力177kW(240ps)を発生。
 
電気式四輪駆動「E-For」は、前後輪の駆動力配分を100:0~20:80の間で制御するほか「TRAIL」や「SNOW」といった走行制御モードを用意。悪路や雪道でも空転したタイヤにブレーキをかけて反対側に駆動トルクを配分することで、脱出性や安定性を高めた。
 
トヨタ RAV4 Z
 
そして、この新型RAV4にとって大きなキーワードとなるのが「知能化」。進化した「Toyota Safety Sense」と、コックピットなどの重要なUI(ユーザーインターフェース)のソフトウェア開発に「Arene」を活用したモデルとなる。
 
「Arene」により、画像認識や自動ブレーキ制御ソフトのレベルアップが図られたうえ、カメラやレーダー性能も進化させ、検知できる範囲と距離を拡大。さらに将来的には複数機能の同時アップデートや一人ひとりに合わせたカスタマイズも期待されているという。
 
室内には、トヨタ初採用となる12.9インチディスプレイを搭載。パノラミックビューモニターはディスプレイのスワイプ操作により、車両周辺の状況をドライバーの好みの視点から確認できるのもトヨタ初採用の技術となる。
 
RAV4の現在のグレードは、ボディと同色のメッシュグリルが特徴的な「Z」と、タフで安定感のあるラギッドなエクステリアの「Adventure」の2種類。ただし、2025年度内には走りにこだわった「GR SPORT」とPHEVモデルも展開される予定だ。
 
価格は「Z」が490万円、「Adventure」が450万円となる。
 
TOYOTA RAV4|トヨタ ラブ4
ボディサイズ|<Z>全長4,600×全幅1,855×全高1,680mm
       <Adventure>全長4,620×全幅1,850×全高1,680mm
ホイールベース|2,690㎜
車両重量|<Z>1,720kg <Adventure>1,710kg
トレッド|<Z>1,600/1,615㎜ <Adventure>1,620/1,635㎜
最低地上高|190㎜
エンジン|2,487㏄直列4気筒ハイブリッド
最高出力(ネット)|137kW(186ps)/6,000rpm
システム最高出力|177kW(240ps)
最大トルク(ネット)|221Nm/3,600-5,200rpm
トランスミッション|AT(電気式無段変速機)
サスペンション前|マクファーソンストラット
サスペンション後|ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前/後|ベンチレーテッドディスク/ディスク
ALTCモード燃費|<Z>22.5㎞/L <Adventure>22.9㎞/L
定員|5人
価格|<Z>490万円 <Adventure>450万円
 
問い合わせ先

TOYOTAお客様相談センター

Tel.0800-700-7700(9:00-18:00)
 
 
Photo Gallery