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2020年4月16日
フォルクスワーゲンが3Dプリンターで新型コロナウイルス対策のフェイスシールドを生産|VolksWagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンが3Dプリンターで新型コロナウイルス対策のフェイスシールドを生産
フォルクスワーゲングループは、コロナ危機に対応し、3Dプリンターによるフェイスシールドホルダーパーツの生産を開始した。完成したパーツはエアバスによりスペインへ運ばれ、新型コロナウイルス対策のフェイスシールドとして使用される。
Text by YANAKA Tomomi
ランボルギーニ、シュコダなど各国のグループ企業でもマスクを生産
エアバスをはじめとする約250社による3Dプリントネットワーク「Mobility Goes Additive」との合同多国籍イニシアチブの一環として、フォルクスワーゲングループが取り組むフェイスシールドのパーツづくり。
フォルクスワーゲンの本拠地ウォルフスブルクやインゴルシュタットの大規模な3Dプリントセンターのみならず、アウディやベントレー、ポルシェなど、フォルクスワーゲングループのさまざまな工場で50台を超える3Dプリンターを稼働させてパーツを生産しており、プリンターの数もさらに追加していくという。
同時にランボルギーニ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲン乗用車で医療品の生産にも取り組んでおり、スペインのフォルクスワーゲン ナバラはすでにフェイスシールドの生産を開始。ナバラ州政府に約1000枚を収めた。
シュコダはプラハ工科大学と協力し、再利用可能なFFP3マスクを製造するための3Dプリントプロセスを開発。チェコ保健省は現在、そうして完成したマスクを病院の医師や看護師らのスタッフに配布しているとのこと。
ランボルギーニでも生産施設の一部を改造してサージカルマスクとプレキシガラス製の保護シールドを生産。マスクはボローニャの病院に寄付されるなど、活用されている。またセアトは現在、正式な承認待ちではあるものの、人工呼吸器の製造やさまざまなモデルのフェイスマスクの生産などに取り組むという。
このほかにも、フォルクスワーゲンではすでにドイツの公衆衛生システムに数十万の医療用フェイスマスクを寄付。さらに、総額約4000万ユーロ(約47億円)相当の医療用品を寄付することを決定し、ドイツの医療制度が機能を維持するために貢献するとしている。
フォルクスワーゲンが3Dプリンターでコロナ対策のフェイスシールドを生産
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