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2022年4月6日
普段使いではCO2排出ゼロも可能に──EV航続距離が伸びた新型PHEV パサート GTE ヴァリアントがデビュー|Volkswagen
Volkswagen Passat GTE Variant|フォルクスワーゲン パサート GTE ヴァリアント
フォルクスワーゲン、PHEVモデルの新型パサート GTE ヴァリアントを発表
フォルクスワーゲン ジャパンは、「パサート」シリーズにプラグインハイブリッド(PHEV)システムを搭載したステーションワゴン「GTEヴァリアント」を導入。販売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
半導体供給不足などの影響により、年内の供給量は50台程度の見込み
2021年4月にマイナーチェンジを受けたパサートにPHEVモデルが新たに加わった。
今回のモデルの最大の特徴となるのが、先代モデルに比べてバッテリー容量が9.9kWhから13.0kWhへと30%アップしている点。これにより、EV航続可能距離が57km(WLTPモード)となり、通勤や送迎、ショッピングなどの普段使いにおいて、二酸化炭素を排出しないEV走行が可能となった。
また走行モードは、先代モデル同様、モーターのみのEVモード以外にも、モーターとエンジンを効率よく活かして走行するハイブリッドモード、モーターとエンジンの両方のパワートレインを使って力強く走行するGTEモードの選択が可能だ。
パワーユニットは、最高出力115kW(156ps)の1.4リッターガソリンエンジンと85kW(116ps)を発生する電気モーターの組み合わせで、6段DSGトランスミッションのみが設定される。
デザインは、現行のパサートシリーズと同様のデザインコードを使用。さらに、先代モデルと同じくGTE専用のC字型LEDデイタイムランニングライトやブルーにペイントされたブレーキキャリパーが装備された。
安全装備も全車標準設定されており、なかでも同一車線内全車速運転支援システム「トラベル アシスト」は、従来の渋滞時追従支援システム「トラフィック アシスト」をさらに進化させたもの。ドライバーがあらかじめ設定した車速内において前走車との車間や走行レーンの維持をサポートし、長距離移動での安全性の向上や、疲労の軽減に寄与するという。
ボディカラーは、パイライトシルバーやディープブラックパールエフェクトなど4色を展開。「パサートGTEヴァリアント」の価格は634万5000円で、上級グレードの「アドバンス」は683万8000円となる。
ただし、半導体供給不足などの影響により、年内の供給量は約50台程度の見込みで、それ以降の受注については来年以降の出荷となる予定だ。
Volkswagen Passat GTE Variant|フォルクスワーゲン パサート GTE ヴァリアント
- ボディサイズ|全長4,785×全幅1,830×全高1,510mm
- ホイールベース|2,790mm
- 車両重量|1,770kg
- エンジン|1,394cc 直列4気筒DOHCターボ
- エンジン最高出力|115kW(156ps)/5,000-6,000rpm
- エンジン最大トルク|250Nm(25.5kgm)/1,550-3,500rpm
- モーター最高出力|85kW(116ps)
- モーター最大トルク|330Nm(33.6kgm)
- バッテリー|リチウムイオン電池
- WLTCモード燃費|15.9km/ℓ
- 総電力量|13.0kWh
- トランスミッション|6段DSG
- サスペンション前|マクファーソンストラット
- サスペンション後|4リンク
- ブレーキ前|ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ後|ディスク
- タイヤ|(GTE)215/55R17 (GTEアドバンス)235/45/R18
- 定員|5人
- 価格|(GTE)634万5000円 (GTEアドバンス)683万8000円
問い合わせ先
フォルクスワーゲン カスタマーセンター
Tel.0120-993-199
https://www.volkswagen.co.jp/ja.html