最高出力はベース車より27psアップ、最大トルクも48Nmアップ

このニューモデルは、BRABUS（ブラバス）によってチューニングがほどこされた直列3気筒DOHC 1リッター ターボエンジンを搭載。これにより、最高出力はベース車より27psアップとなる98psを発揮。最大トルクでも48Nmアップの140Nmを実現しているという。また10・15モード燃費でも17.3km/ℓという優れた数値を誇る。

これに合わせ、足回りには専用チューニングされたダンパーとスプリングを装備。また5速シーケンシャル・トランスミッションは、クラッチ容量を拡大し、1～4速のギアチェンジスピードを約20パーセント短縮したという。

エクステリアは専用フロントスポイラーをはじめ、サイド＆リアスカート、ダーク調ヘッドライト、ブラバス6ツインスポークアルミホイール、センター出しデュアルクロームエグゾーストエンドなどを採用。ボディカラーは、｢ディープブラック｣と｢シルバーメタリック｣が用意され、スマート・フォーツーの特徴であるトリディオン・セーフティーパネルはそれぞれブラック、シルバーで、ボディカラーと同系色になる。

インテリアは、ブラックの本革を使用。専用デザインのシートやメーターが配され、シフトレバーにはアルミが採用されている。

気になる価格は、272万円。右ハンドルのみが設定され、ディープブラック100台、シルバーメタリック50台の合計150台の
限定発売となる。納車は2010年夏ごろが予定されている。

Smart fortwo coupe BRABUS Xclusive
スマート フォーツー クーペ ブラバス エクスクルーシブ
ボディ｜全長2,750×全幅1,580×全高1,530mm
ホイールベース｜1,865mm
車両重量｜840kg
エンジン｜999cc DOHC 直列3気筒 インタークーラー付きターボ
最高出力｜72kW(98ps)/5,500rpm
最大トルク｜140Nm(14.3kgm)/3,500rpm
トランスミッション｜電子制御5速AT/MT切り替え式
タイヤ｜前175/50R16・後225/35R17
価格｜272万円

スマートコール
0120-656-256

BRAND HISTORY

自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz（メルセデス・ベンツ）は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP（エレクトリック・スタビリティ・プログラム）、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。