メルセデス・ベンツGLAのガソリンエントリーモデルが登場｜Mercedes Benz

Mercedes Benz GLA 180｜メルセデスベンツ GLA 180

メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトSUV「GLA」にガソリンエンジン搭載のエントリーモデル「GLA 180」を設定。受注を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

2014年に誕生し、2020年に2代目へとフルモデルチェンジしたGLAにガソリンエンジン搭載のエントリーモデルが誕生した。

「GLA 180」には、1.4リッター直列4気筒ガソリンターボでオールアルミニウムのエンジン「M282」を搭載。ターボチャージャーには電子制御ウェストゲートを採用しており、フレキシブルな過給圧制御により、低負荷域でも最適な過給圧が可能だという。

もう一つの技術的な特徴となるデルタ形シリンダーヘッドは、通常のシリンダーヘッドに比べると装着時の高さがある一方で、幅が狭くなり、軽量化も実現。このほかにもインテークマニホールドとエグゾーストマニホールドを半一体型としてコンパクト化を可能にしたこともメリットとなった。

また最大圧力250barの高圧インジェクションポンプを省スペース配置する、ダイムラーが特許を取得している技術を活用。多孔式インジェクションノズルを燃焼室の中央に置き、バルブに燃料が噴射される。

この高圧縮比の4気筒エンジンはノイズが低減するよう開発されており、給気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用したほか、触媒コンバーターには遮音シールを施し、カバーもノイズ低減の役目が持たせられている。

「GLA 180」の価格は495万円で、デリバリーは2021年5月からの予定。また、メルセデス・ベンツ日本では、「GLA 200 d 4MATIC」の価格を6月から15万円値上げし、518万円にすることも併せて発表している。

このほかのモデルの価格は2.0リッター直列4気筒ターボの「メルセデスAMG GLA 35 4MATIC」が702万円、「メルセデスAMG GLA 45 4MATIC+」が895万円となる。

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