次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾、新型「NX」を発売｜LEXUS

LEXUS NX｜レクサス NX

カーボンニュートラル社会の実現を目指す次世代レクサスの幕開けを象徴

レクサスは10月7日、PHEV 、HEV 、ターボ、自然吸気など多彩なパワートレーンを搭載した新型クロスオーバーSUV「NX」を発表し、11月以降に発売するとした。カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズに寄り添うクルマづくりに取り組む次世代レクサスの幕開けお象徴する第1弾モデルとなるという。

Text by HARA Akira

レクサス初となるPHEVをはじめ全6種類の多彩なパワートレーンを設定

2014年に登場した「NX」は、都会を駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強いデザインが好評で、2021年8月末時点で90以上の国と地域で累計105万台が販売されたレクサスのグローバルコアモデルだ。フルモデルチェンジした新型NXは、軽量・高剛性かつ低重心のGA-Kプラットフォームを採用。ボディサイズは全長4,660×全幅1,865×全高1,660mm、ホイールベース2,690mmで、先代に比べて20mm長く広く、15mm高く、ホイールベースは30mm長い。

エクステリアは、垂直に立ったスピンドルグリルを起点に大きく張り出しながらリアフェンダーに向かうスピンドルアーキテクチャーが深化。フロントフェンダーからキャビンに駆け上がる立体が、リアフェンダーに向かう立体と交差するというレクサス独自の造形となっている。

インテリアは、2019年に発表したコンセプトカー「LF-30 Electrified」で示した人間中心の思想を進化させたコックピットデザイン「Tazuna Concept」に基づいたもので、人が馬を操る際に使う「手綱」のように、ステアリングスイッチとヘッドアップディプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビやオーディオ、ドライブモードセレクトなど各種機能の制御が可能な空間となっている。

最上位となる「NX 450h＋」が搭載するレクサス初のPHEVシステムは、2.5リッター直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント･リアモーターを組み合わせたE-Four（電気式４輪駆動）モデル。リチウムイオンバッテリーは総電力18.1kWhを備え、EV走行可能距離90kmを誇っている。走行モードはEVモード、AUTO EV/HVモード、HVモード、セルフチャージモードの4つ。AUTO EV/HVモードでは、ナビに目的地を設定することで効率の良い走りを実現する「先読みエコドライブ」を搭載しているのが特徴だ。

「NX350h」が搭載するHEVは、2.5リッターエンジンと高出力モーターの組み合わせで、FFとE-Fourを用意。「NX350F SPORT」は、新開発の2.4リッター直4ターボエンジンと高トルク対応型Direct Shift-8ATを組み合わせ、電子制御フルタイムAWDを搭載した最もスポーティなモデル。「NX250」は2.5リッター直4エンジンとDirect Shift-8ATを組み合わせたAWDとFFモデルだ。

レクサスインターナショナルの加藤武明チーフエンジニアは「ワールドプレミア以来、お客さまから大変多くの反響をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。レクサスの数多くの挑戦とカーボンニュートラル社会に向けての取り組みの第1弾モデルとして、新型NXを発表できること大変嬉しく思っております。PHEVでは、日常使用の多くの場合でEVモードのみで走り切れることを目指し、クラストップレベルのEV航続距離約90kmを実現。ハイブリッド走行を含むトータルの航続距離は1,000km以上となります。

それ以外にも新開発の2.4リッターターボ＋フルタイムAWDなど6種類の多彩なパワートレーンの採用と駆動力を活かしたレクサスの新たな走り、機能美を体現するデザイン、多くの先進技術、予防安全装備など、すべてにおいて日本のお客さまの『いいね』をいただけるよう企画開発から生産製造そして広報販売までチームが一丸となって全力で取り組んでまいりました。

生産開始まであと少しの時間が必要ではありますが、この時間をさらなる熟成に活かし、そして私たちレクサスが注いだ情熱を皆さまにお届けできるよう準備を進めてまいります。」とコメントしている。