5月21日に発表、28日にはニュルでのレースデビューも

今回発表される予定のコラボレーションモデルは、アストンマーティンとザガートが手を組んで作った伝説のスポーツカー「DB4 GT ザガート」誕生50周年を祝うものだ。

コラボレーションの最初の1台となった「DB4 GT ザガート」は、アストンマーティンの「DB4 GT」をさらに高性能、軽量化したバージョンで、世界で19台のみ製造された。1961年にはグッドウッドなどのレースで華々しい活躍をみせ、現在も19台すべてが現存するものの、「幻の名車」として知られている。

このほかにも、両社のあいだには1986年に製作され、0-100km/h加速4.8秒、最高速度300km/hというハイパフォーマンスをもつ「V8 ヴァンテージ・ザガート リミテッドエディション」や「V8 ヴォランテ・ザガート」、近年では2003年に世界限定100台が製造された「DB7 ザガート」などがあり、長年にわたり注目を集めるクルマづくりをおこなってきた。

DB4 GT ザガート

DB4 GT ザガート

あたらしいコラボレーションモデルは、ヴィラデステ・コンクールで公開されたのち、5月28日（土）にはドイツ・ニュルブルクリンクでレースデビューに向けたキャンペーンをおこなう予定だ。

アストンマーティンのウルリッヒ・ベッツCEOは「アストンマーティンとザガートがもつDNAの融合は、これまで世界でも価値あるコレクターカーの製造を実現させてきました。『DB4 GT ザガート』誕生から50年という、あらたなモデルを発表できるすばらしいタイミングを迎え、両社がもつデザインインテリジェンスを結合させた、DB4 GT ザガートに匹敵するモデルをつくり出すことが可能であると考えております」とコメント。

「DB4GTザガート」につうずるスペシャルカーの再来を今から期待したい。