「いいバスソルト」の定義とは？

ジェシカ　いままでいろいろ試してきて、やっぱりなるべくピュアなものがいい気がします。お塩って汗をかくような身体的なデトックスの面もあるけれど、厄祓い的な意味もあるし。

Chico　うん。不純物がないっていうのはマストというか、大事なルール。私はふだんのセラピーのときにも、「足に重いものが溜まっているな」と思うひとには、まず洗面器のようなものに塩だけ用意して、そのなかに足を入れてもらったりもします。それだけ塩は不要なものを抜いてくれるんですよね。

日本では昔から、滝に打たれる修行方法がありますが、それだけ古来から、お水自体が浄化を手伝ってくれるものなんですよね。お風呂というものにさらに浄化を促進させる塩を入れることで、心の浄化と肉体的な浄化と、さらに気の浄化もできるという相乗効果も。

ジェシカ　なんだか、お風呂があらためてすばらしいものに感じてきちゃいます（笑）。

Chico　ちなみに、ジェシカはバスタイムではどんな風に過ごしている？

ジェシカ　時間がないときは10分くらいだけれど、基本的には2、30分は入っていますね。時間があれば1時間超えますが、そんなときはDVDで映画を観たり、本をゆっくり読んだり。バスタブに浸かる前に洗顔して、そのときの気分とコンディションに合わせてパックをして、汗でパックが落ちてきたら洗い流す、というような流れかな。たくさん汗をかくので、お水は必ずもって入ります。

道端ジェシカさん

Chico　私も自分のコンディションによって入り方がちがう。例えばロングフライトのあとだったり、身体が疲れているときには熱いお湯には入れないから、35度くらいのお湯で身体をゆるめてあげる。そのときに、何か泡立つものだったり、SHIGETA「スウィート・ドリーム」みたいな香りのものを入れたり。そうすると時差ボケも治るんですよね。

ジェシカ　え!? 時差ボケも治るんですか？

Chico　治る治る。すごく良く眠れるようになるの。香りのないソープベースのものを使うときに、香りだけはこの「スウィート・ドリーム」を使う、というのもお薦め。逆に、シャキッと目覚めたい朝には、42度くらいの熱いお湯に入るかな。ローズマリー系の目が醒める香りのものを入れます。

Chico Shigetaさん

SHIGETAオリジナルのアロマ

ジェシカ　私は運動後に筋肉痛がひどいときなどはSHIGETAの「フリー・ミー」、肩こりがひどいときには「リバー・オブ・ライフ」、おなかが張っているなと感じるときは「イノセント・ピュリティー」を直接肌に塗ってからバスタブに浸かります。身体があたたまって血流も良くなる感じがするし、すごく乾燥するひとはお風呂に入る前にオイルを塗って入るといいって、海外で聞いたことがあるんですよね。すごく肌がしっとりする、って。

ふたりが日々やっている、美のメソッドあれこれ

Chico　お風呂以外だと、どんなことをやってる？

ジェシカ　いろいろありますけど、SHIGETAのプロダクトは愛用してます。最近持ち歩いているのは「ゴールデン・ドロップス」！　もともと顔がすごく疲れているときやスペシャルケアをしたいときに「プリンセス・ローズ」に混ぜて使っていたりはしていて。最近Chicoさんが香水がわりに使っているというのを聞いて、私もつねに化粧ポーチに入れて香りを楽しみたいときに髪や首もとに使ったりしていますね。

Chico　髪につけたりも、いいよね。

ジェシカ　うん、すごくスッキリする。深呼吸したくなる感じ。私たちって呼吸が浅くなることも多いので、こういう深呼吸したくなるような香りが身近にあるってことは大切だと思う。Chicoさんはふだんどんなことをしています？

Chico　私は、一日一回、少なくても必ず一ヵ所はマッサージするの。おなかや脚、顔や頭、どこでもいいのだけれども。マッサージの時間は長くても短くても、寝る前に必ず。私にとってよく眠るということは本当にとても大事なこと。翌日の朝に疲れを引きずって、自分のパフォーマンスが落ちているという状態がいちばんイヤ。良く眠るための準備のひとつがマッサージで、それをやるととても良く眠れる。お薦めです。セルフマッサージって本当によく効くんだよね。

ジェシカ　私はセルフマッサージは顔とおなかと二の腕くらいしかしないけれど、やるのとやらないのとでは、本当に全然ちがうと思う。

Chico　誰かにやってもらうのも気持ちいいけれど、自分で日々続けていくほうが最終的にすごく結果が出るんですよね。一日二分でも、セルフマッサージを続けていればウエストがくびれてきたり。ほんとうにからだって粘土みたいだから、やればやるだけ変わってくる。

ジェシカ　本当にそのとおりだと思う。触っていると変わりますよね。Chicoさんから聞くと、ますます確信がもてる（笑）。

Chico　施術のときにも、脚やヒップラインのセルフマッサージのやり方をお伝えするの。実際にやっていただくと、エクササイズを続けるのとおなじくらいに、しゅっとヒップアップする。自分で簡単にできるし、効果もちゃんと出ます。バスタイムの話ともつながるけれど、ちゃんと自分のことを気にかけてあげるというか、自分と向き合う時間を作ること。そこが、セルフケアのいちばんの要の部分だよね、きっと。

Chico Shigetaさん

ジェシカ　絶対そうだと思う！ よく思うのですが、女性ってまわりのことばかり気にしがちじゃないですか。とくに日本人女性。メイクするのも、ひとから綺麗に見られたいから……とか。恋愛していても、相手に好かれたい一心になってしまったり、どう思われているかばかりが気になって。悪いことではないけれど、ひとからどう見えるかより前に、自分が自分を好きじゃないと意味がないから。そういう意味でも、セルフケアをして自分自身に目を向けることが大切だと思う。もちろん、仕事をしていれば、クライアントや接する相手のことを考えるのは大事。でもせめて家に帰ったら、自分自身のことを気にかけてあげる。それって女性にとってはとても大切な時間なのではと思います。

Chico　そうそう、「なぜケアをするのか」という目的がとても大事。ひとからどう見られたいか、だけではなくて、どういう自分になりたいのか、目的意識さえハッキリしていれば、絶対思ったとおりの方向にいくはず。

ジェシカ　ダイエットもおなじですけど、ただ単に痩せたいっていうひとは、絶対痩せられないよね。どこをどう痩せたいのか、全体的に痩せるにしても、どういう体型になりたいのか、そのイメージやヴィジョンがハッキリしているひとの方が、ゴールに早くたどり着ける。

Chico　すごく単純でもいいんだよね。あたらしく買った水着が似合う体型になりたい、とか。ポイントやパーツまでクリアにイメージできれば、何をどうケアしていけばいいのか、ポイントも絞りやすい。そのヴィジョンをクリアにするには、やっぱり自分と向き合ってみることが大切。向き合ってはじめて、自分がどうなりたいのか、分かると思うんですよ。バスタブのなかでリラックスできる香りをかぎながら瞑想したり、マッサージしたり。いまの自分となりたい自分がフィットしてきてはじめて、何が自分にとって心地よいか、そのフィーリングが分かってくると思うんです。

ジェシカ　では、まずその一歩がこの「Jessy box」ということで（笑）。

Chico　そうそう（笑）。みんなが自分の良さを分かってあげられて、内側からキレイになっていけたら、いいよね！

Jessy Box｜ジェシーボックス
インスピレーションと創造力を高める「SKY」、フェミニンな魅力を高める「HEART」、スポーツのあとのからだを浄化する「EARTH」の、3種類のバスソルトセット。
価格｜3675円（150g×3）
限定発売

MICHIBATA Jessica｜道端ジェシカ
1984年10月21日生まれ。雑誌、広告、TVなど、多岐にわたる活動のほか、フルマラソンへの参加やボランティアなどにも積極的にかかわる。著書に『JESSICA'S SECRET：道端ジェシカの秘密、教えます』（講談社刊）や『幸せのある場所 (Happiness Within)』（小学館刊）がある。趣味は映画観賞、ヨガ、写真、語学。

Chico Shigeta｜チコ・シゲタ
SHIGETA主宰。世界中で活躍するセレブリティを顧客にもち、ヨーロッパの有名各誌でも紹介されているセラピスト。祖母の時代から続く美容サロンに生まれ、幼い頃から美容の道を志す。指圧、自然療法、アロマテラピーなど、日本とフランスのさまざまなウェルビーイングへの追求、経験を経て、2004年に独自のセルフケアメソッドであるバイタリティー・コーチング®を創る。現在はパリを拠点に、自身のブランドであるSHIGETAを手がけると同時に、セラピストとしての活動、ロレアルなど大手の化粧品会社のコンサルティングとしても活躍している。著書に『パリが恋した100％デトックス』（マガジンハウス刊）、『Chico式1週間デトックス』（講談社刊）がある。

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