連載・藤原美智子 2016年3月|髪のいろいろな悩みを解決
連載・藤原美智子 2016年3月|髪のいろいろな悩みを解決
柘植の櫛と「uka」で美髪をキープ!
私の髪型の定番はセミロングのナチュラルウェーブ。と言っても、くせ毛で自然にカールウェーブになってしまうので、それを活かしているだけなのですが。でも何もしていないわけではなく、そんな風に仕上がるように少しだけ工夫をしています。髪を洗ってタオルドライをした後、ヘアオイルを3滴ほど髪に塗ってドライヤーを使わずに自然乾燥。すると前述のようなカールウェーブになるというわけです。
Photographs&Text by FUJIWARA Michiko
スタイリングしなくてもいいので楽チンではあるけれど悩みはあります。絡まりやすい髪質であることと、湿度の高い日はボワーンと膨らむし、艶もなくなるということです。どうしたものかなーと思っていたのですが最近、悩みを打破してくれる商品たちに出合いました。それは柘植の櫛と、「uka」の3種類のヘアオイル。
柘植の櫛と椿油で艶を出し、まとまりやすい髪に
柘植の櫛は日本古来から受け継がれている伝統技術で、黄楊の木を削りだして手作業で作られています。定期的に椿油で手入れをした柘植の櫛で髪をとかすと艶が出るだけでなく、私のような天然パーマの毛質やくせ毛のうねりが落ち着き、静電気が起きにくくなると言われています。
実は、私が柘植の櫛を知ったのは子供の頃。母が経営していた美容室に遊びに行っては、柘植の櫛でお人形さんの髪をとかして遊んでいたんです。母は和装花嫁のカツラも結っていたので、美容室の中にはたくさんのいろいろな形の柘植の櫛があったことも覚えています。
大人になり実家を離れてからは、すっかりその存在を忘れていたのですが、ドミニック・ローホーさんの新著『シンプルこそ、贅沢』を読んでいたら、柘植の櫛について書いている件があり、それを読んだら「私も使いたい!」といても立ってもいられなくなりネットで検索した結果、京都の老舗「十三や」の柘植の櫛を購入することに。それを手にした瞬間、先述に書いた子供の頃の記憶が蘇ったというわけです。
ところで、柘植の櫛を初めて使用するときは椿油を櫛に染み込ませる必要があります。私はコットンにたっぷりと椿油をとり、それで拭くようにして染み込ませました。こうすることにより、髪をとかす度に椿油が髪に染み込んで艶が出るのです。
確かにこれでとかすようにしてからは艶が出てきたし、まとまるようになってきました。ただ、もつれやすい私の髪は最初から柘植の櫛でとかすと時間がかかってしまうので髪の毛が落ち着くまでは、まずは猪毛で作られているクッションブラシで全体を軽くとかし、それから柘植の櫛を使うという工夫をすることにしました。
ヘアスタイルが決まるかどうかは、やはり健康的な髪があればこそ。顔で言えばスキンケアで肌をケアしなければメイクも決まらないのと同じこと。柘植の櫛で美髪を目指そうと思います。
「uka」の3種のオイルで、どんな日も髪をプロテクト
★雨で湿度が高い日にプワーと広がる毛もうねってしまう毛も、しっとりとまとまり艶も出してくれる「ウカヘアオイル レイニーウォーク」。
★冷たい風や乾燥した風で髪がパサパサ、静電気でパチパチもなかったことにしてくれる「ウカヘアオイル ウィンディーレディ」。
★紫外線によるダメージやカラーの褪色を防いでくれる「ウカヘアオイルミスト オンザビーチ」。
※それぞれにアサイーオイル、モリンガオイル、アルガンオイルなどの植物由来の成分が配合。シャンプーしてタオルドライした後の髪に適量をなじませて、ドライヤーで乾かして使います。
※「BEAUTY」のコーナーでも紹介されていますので、そちらも参考にしてください。
普段の手入れは黄楊の櫛と椿油で。シチュエーション別のトラブル回避には「uka」の3種のオイルで。これで怖いものはなし!