テーマは「完ぺきではない、残ったようなメイクアップ」

1977年に公開され、アカデミー外国映画賞を受賞した映画『La Vie des Autres（邦題：これからの人生）』にインスパイアされ、モデルには、まるでヘアやメイクアップをそのままに寝てしまったようなダーティーなルックにしたかった――と語る、デザイナーのマーク・ジェイコブス。

彼がとくにこだわってリクエストしたのが、NARSのリップスティック 1036（Barbarella）で、リップメイクに使われランウェイを飾った。

ルックは、イーストヴィレッジやサン・ジェルマン・デプレなどで目にするもので、“モダンなひねりの効いた実存者”と表現するのはフランソワ・ナーズ。そのメイクアップテクニックとして、指を駆使して落ちかけたような仕上がりをつくりだした。「彼女たちはセクシーで、クール。メイクアップはダーティーで、一晩中つけっぱなしで崩れかけたように見えるけど、ランウェイにはそれを美しく表現した」とフランソワ・ナーズは語る。

＜Face＞
NARS ハイドレイティングモイスチャークリームを使用。
NARS シアーグローファンデーションを顔の中央部分につけて外側に向かってのばし、なめらかで均一な仕上がりに。
NARS コンシーラースティックで気になる部分をカバー。
NARS パウダーファンデーションでなめらかで磨いたような仕上がりに。
NARS クリームブラッシュ（日本未発売）を頬の丸い部分に軽くのせる。

＜Eyes＞
NARS デュオアイシャドー 3017（Tokyo）の2色をまぶた全体に。
NARS シングルアイシャドー 2070（D.gorgeous）を二重の部分に入れ、立体感を出す。
上のまつげをNARS アイライナースタイロ 8121（Nuits Blanches）でラインをとる。
NARS アイライナーペンシル 8003（Black Moon）を下まつげの外側のコーナーに向かってぼかす。
まつげをカールして、NARS ラージャーザンライフ ボリュームマスカラで上下のまつげを二度塗りして完成。

＜Lips＞
NARS リップスティック 1036（Barbarella）を中央にのせ外側に向かってぼかしていく。

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