健康状態のヒントを教えてくれるのは「周波数」

代官山にある「まいこ ホリスティック スキン クリニック」は、院長の山崎まいこ先生によるビューティ&ウェルネスなアプローチが話題だ。

まいこ先生は皮膚科医として従事するなかで「本当に美しい肌に必要なのは、表面からのケアだけではなく、身体に取り入れる栄養素や幸せな心の状態である」と感じ、アメリカのNutrition Therapy Instituteで栄養学を学び、量子力学（物理学の一種）とも出合う。

様々に学ぶうちに、局部を治すための西洋医学と包括的にアプローチする東洋医学の両方をバランスよく取り入れることで、よりホリスティックなケアが可能になるという確信にいたった。

だから、まいこ ホリスティック スキン クリニックは皮膚科・美容皮膚科の診療はもちろん、酵素栄養学をベースにした食事指導や消化機能検査、点滴、注射、サプリメントのアドバイスなども行う。

そのなかでもひときわユニークで、注目を集めているメニューがメタトロンによる検査なのだ。これは全身をスキャンする装置で、自分でも気づかないような不調や違和感の原因を探ることができるもの。

なぜこんなことが可能なのか？まいこ先生に話を聞いた。

「生物も無機物も、世の中に存在するあらゆる物質それぞれが独自の周波数を持っています。

私たち人間を構成する細胞一つひとつも、それぞれの周波数を持っています。その状態を推測するのがメタトロンです。

全身に向かって周波数を投げかけ、反応を見ることで健康状態を予測します。周波数は音のようなものと捉えていただけるとわかりやすいかもしれません」

「薄い壁と厚い壁では、コツコツと叩いた時に響く音が異なりますよね。反響する音の違いで細胞の状態を確認している、そんなイメージです。

人が不調になっていく時は、個々の細胞の周波数が乱れるので、反響にも乱れが出てきます。全身約2,600ヶ所について分析しますので、かなり細かく状態を把握することができ、またそれをすぐにモニターで確認することができます。

メタトロンを医療用機器として認めている国もあり、『どうも調子がよくないんだけれど、原因がわからないしどこに診てもらえばいいんだろう』という場合に、まずこれを受け、判断するという使われかたもしています」

あらゆる角度から自分の状態を知る装置

実際の測定方法は実に簡単。ヘッドフォン型の装置を頭につけるだけで、そこから超低音波（1Hz～10Hz）が全身に投げかけられる。脳、筋肉、骨、血管、血液、染色体、遺伝子レベルに至るまで分析されていき、その結果がモニターに現れていく。ここはちょっと不具合があるぞ、と察知すると、その部分に関してメタトロンが深掘りをしてくれる。

「遺伝子も、先天的なものがすべてではないんです。一卵性双生児がまったく同じ人生を歩むわけではないように、生後置かれた環境や食生活、対人関係、ストレスなどで、遺伝子の発現も変わってきます。そういった変化にも着目しています」

どんどん自分自身が解明されていくモニターを見ながら、まいこ先生のガイダンスを受ける。「最近気になる不調は？」「食生活はどんな感じですか？」「よく眠れていますか？」「小さい頃のご病気は？」「対人関係はどうですか？」など。

その答えとメタトロンの結果を照らし合わせ、今身体のなかで起こっているアンバランスや、危惧される不調やその対策などについて細かくアドバイスをもらうことができる。

量子力学（物理学）が発展して生まれたメタトロンだが、その測定項目は非常に幅広い。たとえばアーユルヴェーダの観点からみた体質や、チャクラの状態、相性のよいパワーストーン、影響を受けやすい感情、合う／合わない食材リストなど。

それぞれが専門の学問に基づく考察・分析結果であり、多角的なデータによって見えてくる自分像はより多彩かつ具体的となる。だから、これからどういう人生を生きようか、という展望にまで意識が及ぶ。これもひとつのホリスティックケアなのだ。

これからの時代に必要なセルフケア方法とは

まいこ ホリスティック スキン クリニックには、男性の方も多く訪れるそう。休む間もなくフル活動している現代人たちが抱える不調や悩みにはどんなものが多いのだろうか。

「疲れやすい、理由はよくわからないのだけれども疲れが取れない、そう仰る方がとても多いです。今は本当に変化が大きくストレスを受けやすい時代ですけれど、外部からのストレスをなくすことは難しいですよね。

その場合に自分で自分をどうケアしていけるか、というのがますます重要になってくると思います。適度な運動や、質のよい食事を心がけることも大切ですし、不足しがちな栄養素をサプリメントで補うことも有効です」

「ただ、良質な食事をしていれば健康が担保されるとも言い切れません。そこでやはり、毎日幸せや楽しさを感じて生きているという、内からあふれる明るいオーラのようなものが大切になるんです。これからは、思考や感情といった精神的な部分をいかにコントロールできるかが鍵になるでしょう。

実は思考にも周波数があるんです。想像したことは現実になりやすい、というお話がありますが、体調にも思考が影響していることは多々あります。メタトロンのような検査をうまく活用して、自分の弱くなりやすい部分を知っておくと、意識の向け方や選択の仕方もいい方向に変わっていくのではないでしょうか」

山崎まいこ｜YAMASAKI Maiko
まいこ ホリスティック スキン クリニック院長
皮膚科医、米国NTI認定栄養コンサルタント。滋賀医科大学卒業後、大阪市立総合医療センターで臨床研修を行い、大阪市立大学附属病院形成外科、大阪市内の皮フ科常勤医師、大阪市内美容皮膚科院長を経て、まいこ ホリスティック スキン クリニックを開院。