連載・SAKURA|2010.09|第5回 すてきな香りに囲まれて
Beauty
2015年1月26日

連載・SAKURA|2010.09|第5回 すてきな香りに囲まれて

2010.09|第5回

すてきな香りに囲まれて

リラックスできる豊かな生活づくりにおいて、「香り」という存在は欠かせなくなりました。

わたしの仕事の特権ではありますが、最新の香りにいち早く触れることができます。またその数あるなかから自分の好きな香りを選べて、生活に取り入れていくのが楽しいですね。とくに今年は、すてきな香りがたくさんあるのではないかと思います。

文と写真=SAKURA

今年はすてきなフレグランスがたくさん登場しています。
2010年は香りの当たり年? かも(笑)

たとえば、印象に残ったのが、ラグジュアリースキンケアブランド「KENZOKI」の“ベネフィシャルウォーター”。これ、スキンケアですけど、6月にリニューアルして、スキンケア機能とフレグランス要素を以前のものより高くし、オーデコロン的にも使えてしまう持続性のある、香り高いスキンケアというコンセプトがユニークです。しかも、それぞれの世界を表現する音が文字で記されているのですよ。“SPLUSH”とか“FIZZ”とか。たとえば、グリーンの竹の「エナジャイジング ベネフィシャル ウォーター」(保湿や肌の活性化)には、“SPLUSH”という文字が。水しぶきのような爽やかさを“パシャッ”という音で表現している。そんな音の表現を頭に入れながら使うことで、より五感を使って香りや商品の良さを楽しむことができたりします。ボディだけでなく、空間にもシュッと使うこともあります。

SAKURA|香水|ゲラン 03

SAKURA|香水|ゲラン 06

今年も限定発売された、「ゲラン」のクラシックな名香のひとつである、オー ドゥ シャリマーをモダンでフレッシュにした香り、“オー ドゥ シャリマー 2010 オードゥ トワレ”もすてきでしたし、あたらしくなった「シャリマー オーデ パルファン」もいいですね。ちょっとパウダリーな感じがいままた新鮮に感じられます。3代目調香師ジャック・ゲラン氏が、タージマハルをつくった17世紀のインドの王と王妃の運命の愛の物語に心打たれ創られた香り。1925年に発表された香りですが、今季の限定品は、その印象は残したまま、より透明感が高く爽やかな香りに再構築されていて、クラシックながらあたらしい香りに感じました。

香りにはストーリーがあるので、イメージしながら使うとより魅力的なつきあいができると思います。おなじくゲランのアクアアレゴリアのあたらしい香り“フローラ ニンフェア”も使っています。「シャネル」のオードゥ トワレット“チャンス オー タンドゥル”も1本すでに使ってしまいました。あのチャンスのボトルに抱きついた、赤いお花をまとった女の子の広告ビジュアルは本当にかわいかった~。それから、斬新でモダン、ハイテクなボトルデザインの「エルメス」のオードゥ トワレ“ヴォヤージュ ドゥ エルメス”や、爽やかな「エミリオ・プッチ」の“ミス プッチ”の香りは旅先にも持参します。

このように、ひとつに決められないくらいつぎつぎと素敵な香りに出会えます。お気に入りの香りをトレイにならべて、その日の気分で使い分けています。スキンケアでも、フレグランスでも香りは生活において、とても大事な存在となっています!

           
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