白いフリージアのブーケにつつまれた、とろけるような洋梨のノート

年1作のペースで新作の発表をつづけるジョー マローン。今年もまた、あたらしい香りの季節がやってきた。昨年のバニラ ＆ アニスにつづく2010年のフレグランスは、イギリスのロマン主義後期の偉大なる詩人、ジョン・キーツによる一篇「秋に」の叙情詩にインスピレーションを得て生まれた「イングリッシュ ペアー ＆ フリージア」。主役となるのは、熟したての洋梨だ。夏の終わりから秋にかけてのイギリスの季節の変わり目を表現したその香りは、モダンでエレガントでクラシック。じつに、ジョー マローンらしい作品に仕上がっている。

「洋梨がフレグランスの主人公になるのは珍しいことです」と語るのは、この香りのパフューマー、クリスティーヌ・ナジェル氏。ではなぜその素材を選んだのか……。そこには、ジョー マローンの特徴である“シンプルかつエレガントな構成”の達人と称される彼女だからこその、挑戦があった。

「私が挑戦したのは、完璧に熟した瞬間の洋梨を香りを再現することでした。そのために、私たちはまず、洋梨の二面性、さくっとした歯ごたえをもつ外皮と完熟のジューシーな果肉に注目しました。この香りは、新鮮な果実にかぶりついた瞬間に、皮をとおして感じられるように入ってきて、そのすぐあとに果汁たっぷりのやわらかい果実がつづきます。フルボディの洋梨のノートをつくり出すことができたのは、技術面でも革新的なのです」

こうして完成した、複雑でありながらも典型的な秋の洋梨のノートは、フルーティでフレッシュな香り立ちから、やがて香りの中心にくわえたマルメロの深みが伝わり、まろやかな印象へと変化。さらに白いフリージアと野ばらのフレッシュさが合わさることで、やわらかい深みの香りに。そしてそこに、甘くスパイシーなパチョリにホワイトアンバー、ムスクが寄り添うベースノートが、ぬくもりをプラスする。

まさに、秋のエッセンスがたっぷり。イギリスの秋の象徴とされる洋梨の完璧に熟した瞬間の、その一瞬の香りを思い起こさせるフレグランスは、ジョー マローンのあらたな定番になる。

イングリッシュ ペアー ＆ フリージア
コロン
価格｜7875円（30mL）、1万4700円（100mL）
秋のエッセンスを表現したフレグランス。英国の果樹園で収穫した、熟したての洋梨のその一瞬の香りを思い起こさせる香り。

イングリッシュ ペアー ＆ フリージア
ボディ クレーム　※11月26日（金）発売
価格｜1万500円
容量｜175mL
上質なテクスチャーとフレグランスの組み合わせによる贅たくなボディクリーム。肌を柔らかくするとともに、とろけるような香りが長く持続する。

イングリッシュ ペアー ＆ フリージア
ボディ ＆ ハンド ウォッシュ　※11月26日（金）発売
価格｜7350円
容量｜250mL
やわらかな泡立ちのクレンジングジェル。熟れたての洋梨と繊細なフリージアの香りにリフレッシュ。リキッドバスやバブルバスとしての使用もOK。

イングリッシュ ペアー ＆ フリージア
ホーム キャンドル　※11月26日（金）発売
価格｜8925円
容量｜200ｇ
白いフリージアのブーケにつつまれた洋梨のかすかなノートが落ち着いた雰囲気をつくりだす、居心地のよさを誘うフレグランスキャンドル。

ジョー マローン
Tel.03-5251-3541
www.jomalone.co.jp