TAG Heuer|リンク自動巻 クロノグラフ タキメーター エレガンス 限定モデル
TAG Heuer|タグ・ホイヤー
ローマン数字インデックス&ブラックダイヤルの
知的で落ち着いた表情が、あなたを引き立てる
文=渋谷康人
Link Automatic Chronograph Tachymetre Roman Numerals
リンク自動巻 クロノグラフ タキメーター エレガンス 限定モデル
伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナも愛用した「リンク」(セナ愛用時の名称はS/el)シリーズは、人間工学に基づいて設計され手作業でポリッシュされたS字型のパーツで構成され腕に包み込むようにフィットするブレスレットと、バーインデックスを使い視認性に優れたシンプルなダイヤルから生まれる機能美が特徴の、カレラと共にタグ・ホイヤーを代表する定番モデルだ。
今年はそのクロノグラフに、製品史上初めてクラシックなローマン数字インデックスのモデルが世界700本の限定版として登場した。
シックなブラックの文字盤に植字加工されたインデックスは表面がタキメーター付きのベセル同様に美しくポリッシュ仕上げされ、微かな光でもキラリと落ち着いた輝きで上品な存在感を主張する。
クラシックなブリティッシュスーツやイギリス系の老舗ブランドの伝統的なスタイルの靴が気になるという方、普段着はカジュアルだがどこかにトラッドな要素を採り入れたいという方に、ぜひ一度実物を目にしてほしいと思う。
TAG Heuer Monaco Vintage Chronograph Gulf Limited Edition|
タグ・ホイヤー リンク自動巻 クロノグラフ タキメーター エレガンス 限定モデル
自動巻き
ケース径|42mm
生活防水|200m防水
価格|36万7500円
BRAND HISTORY
タグ・ホイヤーといえば、創業当時からスポーツ競技に積極的に関わり、特にモータリゼーションの進化を支え続けたブランドとして、レーサーを始めとする多くのアスリートからリスペクトを受けるブランドである。
その前身であるホイヤー社は、1860年、当時弱冠20歳であったエドワード・ホイヤーによって、スイス・サンティミエに創業されている。1868年にリューズ巻き懐中時計の特許を取得、1889年にはパリ万国博覧会でスプリットセコンド・クロノグラフを出品し銀賞を受賞するなど、早い時期から頭角を現していた。
そして、1916年には今なお語り継がれるストップウオッチのマスターピース「マイクログラフ」を発表。この100分の1秒計測が可能という画期的な計測機器で、ホイヤー社はスポーツシーンに欠かすことのでないブランドとして一躍世界的に認知される。
実際、この功績が認められて、1920年のアントワープ大会から続けて、3度のオリンピック公式計時を担当することになる。
すでに1911年の段階で、自動車用のダッシュボード用クロック「タイム・オブ・トリップ」を発表していた同社だが、モータースポーツとの深い関わりは、その後も継続して続けられている。
1964年には伝説のロードレース「カレラ」の名を冠したクロノグラフを発表し、当時多くのレーサーたちに愛用された。
そして、1969年には世界初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを積んだ「モナコ」を発表。ハリウッドスターのスティーブ・マックウィーンが公私共に愛用したことでもよく知られ、その様子は名作フィルム「栄光のル・マン」によって、世界中のレースファンの目に焼きつけられた。
その後、他の多くのブランドが辿るように、1970年代のクオーツショックによって、ホイヤー社も一時経営危機に陥る。しかし、1985年、F1マクラーレン・チームのオーナー会社でもあったタグ・グループの投資によって見事復活を遂げ、現在のタグ・ホイヤーに改称。
従来以上にモータースポーツとの関わりを深めるほか、タイガー・ウッズ、マリア・シャラポワ、ブラッド・ピッド、ユマ・サーマンなどをアンバサダーに迎え、積極的なブランドPRを展開。2004年にはタイミングベルトやインゴットを採用した「V4」のプロトタイプ、2005年には腕時計で初めて100分の1秒計測が可能な自動巻きクロノグラフ「キャリバー360」を発表するなど、メカニズム面でも大いに注目を集めている。
【創業年】1860年
【創業地】スイス、サンティミエ
【主なシリーズ名】グランドカレラ、カレラ、リンク、モナコ、ニューアクアレーサー、フォーミュラ1
【問い合わせ先】LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン 03-3613-3951
公式サイト:http://www.tagheuer.com/