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2015年4月7日
McLaren MP4-12C|F1の血をひくスーパーカーが正式デビュー
McLaren MP4-12C|マクラーレン MP4-12C
F1の血をひくスーパーカーが正式デビュー
イギリスのマクラーレンオートモーテーィブは新型スーパーカー、「MP4-12C」を正式発表した。
文=ジラフ
ワンピース構造のカーボンファイバーセルで車重1,300kgを実現
MP4-12Cは、全長4,507×全幅1,908×全高1,199mm、ホイールベース2,670mmというボディサイズをもつ2シーターミッドシップで、マクラーレンがF1で培ったノウハウをフィードバックして開発したスーパーカーだ。
このニューマシン最大の特徴は、市販車では世界初となるワンピース構造のカーボンファイバーセル。「カーボンモノセル」と名づけられたこのカーボンセルもF1の技術を応用して作られており、アルミ構造と較べると約25パーセント軽く、単体では約80kgだという。これにより、MP4-12Cの車両重量は1300kgという軽さを実現した。
0-100km/h加速は3秒以下、最高速は322km/h以上を記録
搭載されるエンジンは、マクラーレンが独自に開発したM838T型直噴3.8リッターV型8気筒ツインターボ。最大出力600ps、最大トルク61.1kgmを発揮する。ここにパドルシフト付き7速ダブルクラッチ「SSG」トランスミッションが組み合わされることにより、最終確定ではないが0-100km/h加速は3秒以下、最高速は322km/h以上を記録するという。
動画共有サイトでは、マクラーレンのF1ドライバー、ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが、3月2日に英国グッドウッドサーキットで最終プロトタイプをテストする模様を公開。その走行シーンを見れば、動力性能、完成度の高さを感じることができるだろう。