uka×オウプナーズ特別企画｜「カット＆ブローはこのひと！」 uka トップスタイリスト巌谷春行さん

uka｜uka×オウプナーズ特別企画

トータル・ビューティ・サロン『uka』で、スペシャルなサービスを受けよう

Vol.2 「ベーシックの王者」トップスタイリスト巌谷春行さん

トップネイリストの渡邉季穂さんが代表をつとめるトータル・ビューティ・サロン『uka（ウカ）』が、サロンのサービスチケットをインターネット上で販売する「オウプナーズ特別企画」。通常サロンでは出していない“セットメニュー”がお得な価格で提供されるこの企画に参加するのは、季穂さんをはじめとする9名の技術者たち。今回は、トップスタイリストの巌谷春行さんを紹介します。

＜トップスタイリスト巌谷春行特別企画＞
サービス内容｜カット＆ブロー＋頭皮クレンジング

文＝染谷晴美写真＝原恵美子

シンプルで上品でバランスがいいことにこだわって仕事をしています

渡邉季穂さんに巌谷さんのお話をうかがうと、「巌谷とは、私が15歳ぐらいのときからのお付き合い。その仕事ぶりをずっと見ていますが、ただひとこと、うまいです。ほんとうまいし、品がいい。“ベーシックの王者”だと勝手に命名しています。ハサミを使っているときの手の動きもとてもきれいで、いまさらながら見惚れてしまう。ルックスもいいし（笑）、どなたにでもお薦めできるトップスタイリスト。そのひとにほんとうに似合うスタイルを見極めるセンスをもっているので、的確なアドバイスをしてくれます」。

――この仕事を選んだきっかけを教えてください。

じつに単純。手に職をつけたかったからです。男3人兄弟のいちばん下だったこともあり、自由に好きなことをやらせてもらっていましたが、はやくに父を亡くして、長男が大学進学をあきらめて就職した。そんな兄を見て育ったので、自分もはやく仕事がしたいという気持ちがあったんでしょうね、だったら手に職をつけようと。そのころ、たまたま通っていたサロンに影響を受けて、こういう仕事も楽しそうだなと思ったのがきっかけです。

――得意なスタイル、好きなスタイルは？

上品なスタイルが好きですね。ボブベースとか、ショートとか。いつも、シンプルで上品でバランスがいいことにこだわって仕事をしています。男性のお客さまも多いんですよ。3割は男性かな。ですから、メンズのショートカットも大得意です。

――仕事をするうえでのモットーや気をつけていることはありますか？

いかにお客さまの好みというものを理解してスタイルをつくっていくか、です。そのために必要なのは、やっぱりコミュニケーション力。スタッフにもよく言っているのは、お客さまのポジションよりちょっと上に立てるようにならないと、お客さまは僕たちの言うことを聞いてくださらないということ。だから、いろんなものに興味をもって、いろんなことを経験して、言葉に説得力をつけていかないといけないなと感じています。

コンテストで優勝したことで得た自信と、渡邉季穂さんの魅力

――これまででいちばんうれしかったエピソードは？

この仕事をはじめて間もなくのころ、23歳くらいのときかな、業界のいちばん大きなコンテストに出て、日本一になったんですよ。それで日本代表というかたちで世界大会に出場。場所は、イタリアのベローネだったんですが、大会をはさんで1ヵ月半ぐらい、会社（ukaの前身EXCeL）が行かせてくれました。うれしかったですね。しかも、その経験がいま活きている。たとえば、外でのセミナーや講習会活動も、そういう大きなコンテストで優勝したというのがあるから一目置いてもらえる。自信にもなっています。

――愛用しているコスメ、美容機器、ツールがあれば教えてください。

まずいちばんは、ハサミ。これはハズせません。あとは、ukaのサロンでも使用している「T3ドライヤー」というドライヤー。とにかくこれを使うと、あっとう間に乾いて、髪にツヤがでる。ひじょうに優れたドライヤーです。

――最近感動したこと（もしくは感動した書籍、映画など）は？

ちょっと前になりますが、歌舞伎座で観た歌舞伎に感動しました。舞台の設営から、バッグの絵からほんとうにすばらしかった。役者さんの着物ひとつひとつもひじょうにクオリティが高かったし。もちろん演技にも感動です。勘三郎さんの切腹シーンには、ちょっと涙が出ました（笑）。

――ukaの魅力とは？

ukaには、ネイル、ヘア、ヘッドセラピー、エステティック、ブライダル、レセプションという各部門があって、そこで確実にスタッフひとりひとりが向上心をもって力をつけている。ですから、スペシャリストの集団という気持ちがスタッフ全員にとても強いと思います。

――渡邉季穂さんの魅力は？

センスがありますよね、そしてこだわり屋。そこがいちばんの魅力だと思っています。たとえば、ミッドタウン店のオープンが決まったときは、インテリアにしても小物にしてもほんとうにこだわって、お客さまが座る椅子などは、それこそ1cm単位で座り心地やリクライニングなどをチェックしていましたし、昨年発売したネイルオイルの開発においても、オイルにこだわり、パッケージにこだわり、さらには売り方までひとつの妥協もなかった。だからよいものができたんです。

――最後に、今年の目標をお聞かせください。

スタッフが光っていないと「uka」というブランドも光ってこないと思うので、ひとりひとりの成長をしっかり見ていきたい。サロンワーク以外では、ネイルオイルにつながる次のプロダクトとして、ヘアケアなども考えていけたらいいなと思っています。