スタイリスト櫻井賢之が語る2015年プレスプリングコレクション|HANKYU MEN'S TOKYO
FASHION / MEN
2015年5月11日

スタイリスト櫻井賢之が語る2015年プレスプリングコレクション|HANKYU MEN'S TOKYO

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京
「THE STYLE MODE EDITION」 2015 PRE-SPRING COLLECTION

スタイリスト櫻井賢之が語る2015年プレスプリング(1)

2014年秋の立ち上がりに話題となった阪急メンズの“プレフォールコレクション”につづいて、現在2015年春夏シーズンの先駆けとなる“プレスプリングコレクション”を展開中の阪急メンズ東京。OPENERSでもおなじみの人気スタイリスト櫻井賢之氏が、阪急メンズ「THE STYLE MODE EDITION」 2015 PRE-SPRING COLLECTION」のルックを見ながら、春夏のメンズトレンドを語る。

Photographs by SUZUKI Shimpei(TOP)Text by KAJII Makoto (OPENERS)

2015年春夏は、“よりリアルクローズで、ウェアラブル”

「プレコレクションというと、これまではウィメンズ先行のイメージがありました。現在はメンズでもメインコレクションをシームレスにつなぐ“プレ”の存在感が増してきています」と櫻井氏。

「メンズファッションの全体的な傾向では、ラグジュアリー、クリエイターズを含めて、カジュアル化が目立ちます。某雑誌編集長が“デモクラティック・ラグジュアリー”と評していましたが、まさに、ラグジュアリーブランドの民主化が進んでいますね。アイテムもコーディネイトもストリート化、カジュアル化になっていて、その要因としては、80年代、90年代のストリートカルチャーに影響を受けたデザイナーたちへの世代交代が挙げられます。スニーカーやバックパックなどでの味つけは、まさにその象徴です」と語る。

阪急メンズが提案する「THE STYLE MODE EDITION」 2015 PRE-SPRING COLLECTION」を見ながら櫻井氏は、「タイドアップのルックがひとつもなく、セットアップに裸足や、インナーにカットソーの合わせなど、スタイリングの自由度が高いのが特徴ですね。

ラグジュアリーブランドを中心に、この数年顕著だった“フェミニンで、トラッドベース”という傾向がすっかり影を潜めて、“ポップだけど、男らしくてベーシック”というリアルクローズの流れに変わってきている感じを受けます。素材使いを含めてファンクショナブル&ウェアラブルで、デニムやシャンブレーを上手に取り入れ、色柄では大柄のチェックなどもトレンドのひとつです」とコメント。

櫻井賢之

阪急メンズ東京について、「ブランド数とボリュームはたっぷりで、ラグジュアリー、クリエイターズ、ドメスティックがバランス良く揃っているのが魅力ですね。館全体のラグジュアリー感と見やすさがあって、自分は、2、3、4階をよく利用します」と評する。

「2015-16年秋冬では、ジョン・ガリアーノが手がけるメゾン マルタン マルジェラが楽しみです」と期待感を込めた。

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京

上左の写真は、「BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)」。ブリーチされたサマー ループバック コットン ジャージーを使用したフード付きのトラックスーツは、エスプレッソのベースカラーに花柄をプリント。ポケット付きTシャツは日本製の後染めで、ラウンドネックのカラーはパーム。スエード素材とメッシュ素材、イントレチャートのカーフ素材を組み合わせたハイテクスニーカーが足もともアピールする。

上中の写真は、「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)」。ネイビーとグレーのカラーパレットがアルマーニのスタイルを表現。ストレッチ性のあるジャージー素材を使用し、プレスプリングのなかでもオンタイムで着用できるコーディネイト。

上右の写真は、「NEIL BARRETT(ニール バレット)」。上質な素材のトータルコーディネイトによるワンランク上のマリンルックをプレスプリングで提案する。

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HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京
2015 NEW YEAR MERCHANDISE“RED”

2015年は、“赤”を纏ってホットにスタート!(2)

2015年(平成27年)の干支は、乙未(きのと ひつじ)。3月に北陸新幹線が開通、5月にミラノ国際博覧会が開催、6月にFIFA女子ワールドカップが開催するなど、今年も目を離せないイベントが目白押しだが、スタートダッシュに注目したいのが、“赤”のアイテム。阪急メンズでは、新年のめでたい色、外国人ツーリストに人気のある色として、新年は赤にフォーカス。阪急メンズ東京4階のガラージュ D.エディットに集う人気ブランドを中心に、赤の別注カラーで新作を紹介する。

Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto (OPENERS)

ストリートに映える“赤”を新年に指名

エネルギッシュ、情熱、ポジティブ、興奮、アクティブ、勝利、愛など、赤はさまざまな前向きなイメージが浮かんでくる色、赤。とくに明るい色味は、ひとに元気を与え、積極的、行動的にさせるといわれる。

色彩学というカテゴリーがあるほど、色は人間の生理作用や精神状態に働きかける。たとえば、赤のアンダーウェアを身につけると、肌がそれをキャッチし、白や黒の下着を身につけたときより、血圧や体温を上げ、暖かみを感じるとされる。

さらに赤は、気力や生命力を象徴する色で、気分が落ち込んでいるときや、気力が沸かないときに見たり、身につけたりすると、自然に気分が高揚してきて、明るく前向きな気持ちを取り戻すことができるそうだ。

また、中国で赤は、「福をもたらす色」としてつねに人気の色で、中国では“紅”と記され、喜びの色、幸福、富貴を意味する。

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京

HANKYU MEN'S TOKYO|阪急メンズ東京

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2015年スタートのキーカラーを楽しもう

上左の写真は、「KENZO(ケンゾー)」で、ブランドのアイコンである“タイガー”のスウェット。2015年春夏カラーが登場する。

上中の写真は、「BRIGHT THINGS(ブライトシングス)」。高密度ナイロンに弱撥水加工をほどこしたアーバンミリタリーMA-1とショーツパンツのセットアップ。ブランドのアイコン“バラの花”を使用したオリジナルのペイズリー柄で、クラシックな印象にツヤ感をプラス。このWINEカラーは阪急限定カラーだ。

下右の写真は、「MAISON KITSUNE(メゾンキツネ)」。カレッジシャツをイメージした人気の定番スウェットをエクスクルーシブカラーで展開する。

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