GERALD GENTA|ジェラルド・ジェンタ|ジェフィカ キリマンジャロ
Watch & Jewelry
2015年5月11日

GERALD GENTA|ジェラルド・ジェンタ|ジェフィカ キリマンジャロ

Gérald Genta|ジェラルド・ジェンタ

Gefica Kilimanjaro|ジェフィカ キリマンジャロ

Text by OPENERS

個性派スポーツウォッチ、待望のホワイトカラーモデル

1988年に第1号モデルが誕生したスポーツウォッチの名称と素材を受け継ぎ、2007年にデビューした「ジェフィカ」は、ユニークな秒針付きのジャンピングアワー時表示&ダブルレトログラード表示機構と、モダンアート作品を彷彿させる大胆不敵なデザインが魅力のモデル。

このジェンタならではのスポーツウォッチに、万年雪をいただくアフリカの名峰キリマンジャロをイメージしたホワイトカラー・バージョンが登場した。時間が経つにつれて酸化され独特の風合いを帯びるブロンズ素材のケースは直径46.5mmという大型サイズだが、手首に当たる部分が直径42.5mmとすり鉢状になった独特の形状もあって、装着感は快適そのもの。男性ばかりでなく女性にもオススメしたい。

自動巻き、ブロンズ&チタンケース×ホワイトクロコダイルストラップ。シースルーバック、199万5000円(予価)。今秋発売予定。

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ジェラルド・ジェンタ ジャパン オフィス Tel.03-6362-0158

BRAND HISTORY

「時計界のピカソ」の異名を持つウォッチデザイナー、ジェラルド・ジェンタが設立したブランド。

彼は15歳からジュエラーとしての修行をはじめるが、23歳からデザイナーに転向し、時計デザインのスペシャリストとなる。オメガのコンステレーションや、オーデマ・ピゲのロイヤル オーク、IWCのインヂュニアSL、パテック フィリップのノーチラス、カルティエのパシャといった、名門ブランドの名作デザインを次々と手掛ける。このように彼がデザインしたあまたの名作が、現在もなお人々から愛されているところに、デザイナーとしての天賦の才を感じる。

一方で、1969年からは自身のプライベートブランドも設立し、1980年代から複雑時計の製作に積極的に取り組みはじめる。そして同社の技術の結晶ともいえる作品が、1994年に発表された「グラン・ソヌリ」である。ミニッツリピーターに加え、永久カレンダーとトゥールビヨンも組み込まれ、いまなお史上もっとも複雑な時計のひとつに数え上げられている。また、ミッキーマウスの図柄をダイヤルに組み込んだり、レトログラード機構を多用したりと、ジェラルド・ジェンタ ブランドならではの独自性も築き上げてきた。

2000年にはブルガリ グループの傘下に入り、ジェンタ本人は経営から退くが、新体制になってからも同社の勢いはとまらない。現在は斬新な8角形ケースの「オクト」、コインエッジケースの「アリーナ」を主力に、毎年革新的なデザイン・メカニズムを投入した意欲作を発表し続けている。

【創業年】1969年
【創業地】スイス、ジュネーブ
【主なシリーズ名】オクト、アリーナ、ファンタジー
【問い合わせ先】ジェラルド・ジェンタ オフィス 03-6362-0158

公式サイト:http://www.geraldgenta.com/

           
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