国内では目黒区美術館だけの単独開催

近代的な思想を具現化して、デザインに対する考え方をつきつめたジョージ・ネルソンの仕事を、家具やグラフィック、モックアップなど、多彩な展示作品と資料で、さまざまな側面から紹介する展覧会「ジョージ・ネルソン展 －建築家、ライター、デザイナー、教育者（George Nelson －Architect, Writer, Designer, Teacher）」。

展覧会では、ヴィンテージの家具（初期の製造品やプロトタイプを含む）、建築模型、「アメリカ博覧会」（1959）にかんするモスクワでのドキュメント映像、模型ほか多数の資料、グラフィックデザインとネルソン自身がプロデュースした映像の数々ほか貴重なアーカイブ資料を展示する。

日本で初めて本格的にジョージ・ネルソンを紹介する展覧会の開催を記念して、トークセッションやワークショップ、担当学芸員のトークによる美術カフェ、ハーマンミラージャパンと目黒区美術館が共同で開催している「デザインキャンプ」の4回目の開催をはじめ、ハーマンミラーストアでネルソンのプロダクトを中心とした特別展示や、目黒区美術館でネルソンの家具やハーマンミラーの商品が購入できるポップアップストアなどのオープンも予定している。

新仕様のネルソンミニチュアチェストを販売開始

ハーマンミラージャパンより、日本のたんすからインスピレーションを得てデザインされたジョージ・ネルソンの名作の新仕様「ネルソンミニチュアチェスト（Nelson Miniature Chest）」が、フィニッシュのバリエーションを18種類に増やして復刻。7月15日（火）より受注を開始する。

1952年に「ローズウッドグループ」の一つとして発表されたネルソンミニチュアチェストは、ジョージ・ネルソンが1951年に初めて来日した直後にデザインされた。ネルソンは「日本のたんすの技術、素材、使い勝手とフォルムからインスピレーションを受けた」と語っている。

その後製造中止となったが、2005年に復刻した際に、発表当初のローズウッド材から環境に配慮したローズウッドステインのチーク材に変更。そして今回、フィニッシュの選択肢を大幅に増やしたネルソンミニチュアチェストを、「ジョージ・ネルソン展 －建築家、ライター、デザイナー、教育者」の開催に合わせて販売を開始する。

キャビネットフィニッシュ（6種類）は、ウォールナット、ウォールナット＆ダークブラウンウォールナット、ホワイトアッシュ、ホワイトアッシュ＆ウォールナット、チーク、チーク＆ダークブラウンウォールナットから選べ、プル（つまみ）、ベースフィニッシュ（3種類）は、スタジオホワイト、ブラック、アルミニウムバフから選べる。

価格は、6ドロワーベースなしが403,920円～、6ドロワーペデスタルベース付が463,320円～、9ドロワーベースなしが459,000円～、9ドロワーペデスタルベース付が518,400円～となっている。

「ジョージ・ネルソン展 －建築家、ライター、デザイナー、教育者」
日程｜7月15日（火）～9月18日（木）
会場｜目黒区美術館
東京都目黒区目黒2-4-36
Tel. 03-3714-1201
開館時間｜10:00～18:00（入館は17:30まで）
休館日｜月曜日（ただし、7月21日（月・祝）および9月15日（月・祝）は開館し、翌日は休館）
観覧料｜一般1000（800）円
大高生・65歳以上800（600）円
小中生無料／（　）内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額、付添者1名無料
展覧会特設サイト｜http://ww2.hermanmiller.co.jp/george_nelson/
http://mmat.jp/

Tel. 03-3201-1830
http://www.hermanmiller.co.jp/