LEXUS|森 理世×杉山 愛 “本質的な美”を語る 読者イベント後記
CAR / NEWS
2015年1月13日

LEXUS|森 理世×杉山 愛 “本質的な美”を語る 読者イベント後記

ミス ユニバース2007 森 理世×元プロテニスプレイヤー 杉山 愛

トークイベント「LEXUS BY THE BEAUTY」後記(1)

去る1月30日(木)、青山にある「INTERSECT BY LEXUS」にて、読者15組30名を招待したトークイベントが開催された。「LEXUS BY THE BEAUTY」と題した今回のイベントでは、「レクサス」アンバサダーであるミス ユニバース2007の森 理世さんと、元プロテニスプレイヤーの杉山 愛さん、ナビゲーターにファッションジャーナリストの生駒芳子さんを迎え、「本質的な美」をテーマにトークを展開。ここでイベントの様子をレポートする。

Photograph by JAMANDFIXText by FUJITA Mayu(OPENERS)

インスピレーションを与えてくれる場所

昨年8月にオープンした「INTERSECT BY LEXUS」は、片山正通氏(Wonderwall INC.)やテイ・トウワ氏をはじめ、国内外で活躍するトップクリエイターが手掛けるビストロやショップ、エキシビションスペースなどを併設。また、さまざまな分野で活躍するゲストを迎えワークショップを開催するなど、レクサスの考える“クオリティ・オブ・ライフ”を体現し、提案する新たなスペースである。「いまのラグジュアリーって、“物”という以上に“空気感”といいますか、そこに漂う雰囲気に感じられるものなんですよね」とは生駒芳子さん。時代とともに変化する人々の意識について触れつつ、「INTERSECT BY LEXUS」を訪れた感想を述べた。

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今回のイベントは、1階「ガレージ」に期間限定で展示された空間インスタレーション「LEXUS BY THE BEAUTY」に着想を得た企画である。フォトグラファー、ファデイル・ベリシャ氏により、「レクサス」最高峰スポーツ「LFA」と森 理世さんをモデルに撮影された写真作品。その世界観を、ビジュアルデザインスタジオ WOW(ワウ)が映像で、フラワーアーティストの川口昌亮氏はフラワーアートでそれぞれ表現した。3つの作品の中央に「LFA」を据え、ひとつの空間インスタレーションを完成させたのである。

「彼はミス ユニバースのオフィシャルフォトグラファーでもあり、私も在任中は何度も彼に撮っていただきました。彼の思考は常にアーティスティックなので、『LFA』を見てどう感じるのか楽しみだったんですけど、第一声は『Seduction!』──誘惑だ、と一言。私も“誘惑的”な女性像をイメージしながら撮影に臨みましたが、『LFA』を人間の身体で表現するということで、撮影は……大変でした(笑)。14時間くらいかかったかな? あのボディスーツを着るだけでも30分かかるんですよ(笑)」と、森さんはニューヨークでの撮影エピソードを明かした。

LEXUS|レクサス 20

作品のなかで彼女は“美の象徴”として登場する。無駄のない引き締まった身体、しなやかなボディラインに、レタッチいらずの艶やかな肌。挙げればきりがない、まさに“美の象徴”と呼ぶにふさわしいその美しさはどのように生まれたのか。まずは二人がどんな人を美しいと思うか聞いてみた。

「外見は十人十色で全然違うし、自分が美しいと思う基準や定義は人それぞれ」と語り始めたのは森さんだ。「でも、その垣根を越えて言えることは、真っすぐ前を向いて、諦めず、突き進む姿。感動を与えてくれます」。真摯な姿勢にこそ美を感じるという森さんの話からはアスリートの姿を彷彿とさせる。そこで杉山さんにも同じ質問をしてみた。「その人らしさが全面に出ている方に惹かれます。内面は表情や話す雰囲気に現れるので、自分らしく自然体でいる方に魅力を感じる」

ミス ユニバース2007 森 理世×元プロテニスプレイヤー 杉山 愛

トークイベント「LEXUS BY THE BEAUTY」後記(2)

日々の自分の生きる姿勢が土壇場に現れる

トークショーがおこなわれた2階ラウンジは、“Mr. LEXUS”という架空の人物の家、という設定。「リビングルームみたいで落ち着けるんですよね。くつろいだ雰囲気で会話も弾むし、いいインスピレーションを与えてくれる。初めての方でも自分の居場所をすぐに見つけられると思います」と語る森 理世さんは、自身も“常連”だという。

洗練されたなかにも友人宅に招かれたような親しみを感じさせる空間デザインは片山正通氏、ディスプレイスタイリングを手掛けるのはインテリアスタイリストの作原文子さんだ。森さんお薦めのカレーライスや季節のドリンクをはじめ、フードメニューを監修するのはフードディレクターの田島大地氏である。会場では参加者にコーヒーや軽食が振る舞われ、くつろいだ雰囲気のなか、話題は美の秘訣に及んだ。

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美しさや若々しさとは内面から滲み出るものだと語る二人、では自身はどのように内面=心を磨いているのか。「嫌なことも汗をかくと忘れてしまう」とは、杉山さん。身も心もフレッシュでいるには身体を動かすことが一番だという。

「やはり気持ちと身体は一体なんですよね。どうしても気持ちがのらない時も身体が軽いと気分を引っ張り上げてくれたり、その逆も。双方の相乗効果でトータル的にリフトアップされます」これには森さんも同感だ。

「身体を動かしている人、鍛えている人はオーラが違う」と話す森さんは、じつは4歳からダンスを続けている。高校の時にはカナダへバレエ留学をしたほどの実力派で、現在もダンサーだった母とともに地元・静岡にダンスアカデミーを開講し、指導にあたっている。そんな森さんにとって、ダンスは生活の一部だという。

「よく食べ、よく動く、というバランスをつねに心がけています。ダンスをすることで血液循環がよくなって、もやもやしていたこともぱっと明るくなる。汗を流すこと、体温を上げることは非常に大切で、精神的にも身体的にも同時にアプローチできるんですよね」

LEXUS|レクサス 10

身体を動かすことで肉体だけでなく精神的にも鍛えられ、健康になる。健全な精神は思考を前向きにし、その輝きは美しさを呼び覚ます。「日々の自分の生きる姿勢が土壇場に現れるんだなっていうのはすごく感じました」と、森さんはミス ユニバース世界大会を振り返る。

「ストイックに細かいことを真面目にやるのもあるけど、もっとシンプルに、感謝の気持ちを忘れずに毎日を過ごすこと。日々の心の持ち方があらわれるものだと思います」


紙幅の都合で紹介しきれないのだが、当日は杉山さんの現役時代の話や、森さんの美容メソッド、また、二人のメンタルトレーニング術などが語られ、さらに、日々おこなっているストレッチのレクチャーも実施。経験に裏打ちされた言葉はいずれも力強く、ポジティブなメッセージに溢れていた。

このように「INTERSECT BY LEXUS」では、毎月さまざまなゲストを迎えワークショップをおこなっている。名前の由来である“INTERSECTION”という語が、交差、交点、などの意味を持つように、ここは新しいアイデアや出会いが行き交い、生まれる場所。3月にはまたOPENERSによるイベントを予定しているので、こちらも楽しみにしてほしい。きっとライフスタイルを豊かにするヒントに出合えるはずだ。

INTERSECT BY LEXUS
東京都港区南青山4-21-26
Tel. 03-6447-1540
営業時間|1F CAFE & GARAGE 9:00~23:00
2F LOUNGE & SHOP 11:00~23:00
www.lexus-int.com/jp/intersect/tokyo/

           
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