マスタングがフェイスリフト|Ford
Ford Mustang│フォード マスタング
より力強い表情となったアメリカンスポーツ
フォード・ジャパン・リミテッドは、マスタングのエクステリアとインテリアを刷新。さらに、パワートレインの一部改良などをおこない販売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
トラックアップができるインフォメーションディスプレイ
1964年に登場して以来、アメリカを代表するスポーツカーとして50年近くにわたり歩みをつづけ、2005年に大胆にも初代のデザインコンセプトを受け継いだボディデザインを採用して登場した6代め「マスタング」。その2013年モデルが日本で発売となった。
新型では、ロングノーズとショートデッキのプロポーションというアイコニックなデザインを継承しながらも、フロントとリアのデザインをリフレッシュ。より力強くスポーティな印象を高めている。また、HIDヘッドライトも新デザインとなり、スモールランプもLEDバルブを採用するとともに、マスタングのデザインアイコンでもあるリヤの3連コンビネーションランプにもLEDを使用。よりモダンな表情へと変化した。
インテリアは、メーターパネル中央に4.2インチのインフォメーションディスプレイを配置。このディスプレイにはトラックアップ機能を搭載し、0-60マイル加速や0-400m加速の計測など、よりスポーツドライビングを楽しむ機能もプラスされており、ステアリングに装着されたスイッチで操作が可能となっている。さらに、V6モデルにもV8モデル同様、運転席と助手席にシートヒーターも装備した。
そして、パワートレインも進化。「セレクトシフト・トランスミッション」があらたに導入され、シフトレバーに装着されたシフトスイッチを操作し、マニュアルモードでの走行を楽しむことを可能にしたほか、V8エンジンの最高出力が従来よりも8ps向上、426psとなり、よりエキサイティングな走りを実現したという。
ラインナップはこれまでとおなじくV8コンバーチブル、V8クーペ、、V6クーペの3モデル。装備の追加、性能向上をはかりながらも、価格は現行からすえおかれた。
Ford Mustang V8 Convertible,V8 Coupe│フォード マスタング V8コンバーチブル,V8クーペ
ボディサイズ│全長4,815×全幅1,880×全高1,415mm
ホイールベース│2,720mm
エンジン│4,951cc V型8気筒DOHC
最高出力│313kW(426ps)/6,500rpm
最大トルク│529Nm(53.9kgm)/4,250rpm
トランスミッション│セレクトシフト付電子制御6段オートマチック
価格│570万円(V8コンバーチブル)500万円(V8クーペ)
Ford Mustang V6 Coupe│フォード マスタング V6クーペ
ボディサイズ│全長4,815×全幅1,880×全高1,415mm
ホイールベース│2,720mm
エンジン│3,721cc V型6気筒DOHC
最高出力│227kW(309ps)/6,500rpm
最大トルク│378Nm(38.7kgm)/4,250rpm
トランスミッション│セレクトシフト付電子制御6段オートマチック
価格│430万円