シトロエンDS3にカブリオ登場!|Citroen
Citroen DS3 Cabrio|シトロエン DS3 カブリオ
DSラインに第4のモデル
DS3にカブリオ登場!
シトロエンはパリモーターショーにあわせて「DS3 カブリオ」をワールドプレミアすると発表し、事前情報を公開した。ハッチバックのDS3、SUVふうのDS4、そして最近国内導入されたDS5と、シトロエンらしい独特のキャラクターラインを揃えるDSシリーズに、あたらしい仲間がくわわることになる。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
DSシリーズの最新モデルはカブリオレ
DS3 カブリオは、その名のとおり、DS3をベースにしたソフトトップバージョン。カブリオとはいっても、屋根の開き方は、フィアットの「500C」などとおなじく、ピラーを残したまま上面だけがオープンになるタイプで、最大にひらくと荷室にまで達し、すべての乗員がオープンエアを満喫することができる。
ルーフは運転席上部のスイッチを操作することで電動で開閉。車速が時速120km/h以下の場合に動作させることができる。オープン時には前端にデフレクターネットが飛び出し、風の巻き込みを防止する機能もそなわる。
DS3カブリオレのキャンバストップは遮音性を従来のハッチバック、つまり固定されたルーフと同等の基準を満たすよう、クォリティの高いものを採用。その柄もDSラインらしく「ブラック」「インフィニブルー」「DSモノグラム」の、いずれもデザインにこだわった3パターンが設定される。
オープン時にキャンバストップはハッチの上部に折りたたまれる機構のため、荷室の開き方も独特だ。一見ミニ・コンバーチブルのように下ヒンジで開きそうにみえるが、じつは外にいったん飛び出したあと上にもちあがる、スライドドアを縦にしたようなものだ。実際の動作は下の動画をご覧いただきたい。この荷室容量は245リットル。後席シートは6:4可倒分割式なので、必要に応じて容量を拡大することも可能だ。
DS3から変えないところ、変わったところ
このDS3 カブリオ、DS3の楽しさをスポイルしないよう、クルマの基本にかかわる部分については、ほとんど変わらないように設計されている。全長3.95×全幅1.71x全高1.46メートルというディメンジョンもさることながら、キャンバストップの開閉機構などを搭載するにもかかわらず、重量はわずか25kgしか増加していない。オープンモデルにありがちなボディ強度の低下も、大きな開口部となる荷室にたいして補強する対策がなされている。
いっぽうでデザインにかかわる部分は、DSラインらしくさらなる発展をとげている。
エクステリアでとくに目をひくのは、リヤのLEDコンビネーションランプだ。クロームメッキで縁取られたテールランプは、まるで合わせ鏡による無限の奥行きがある映像のようにみえる。この幻想的ともいえるランプは31個のLEDと反射板を組み合わせることで実現している。コンビネーションランプの外側にはスモークでおおわれたカバーの下に、エンボス加工されたDSパターンおよびロゴが配置される。
このDS3カブリオ、2013年初頭にはフランスで発売が開始される予定だ。
Mondial de L’Automobile 2012 Salon de Paris
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