パワーは10パーセント、燃費は25パーセントアップ

2011年のジュネーブモーターショーでデビューを飾り、日本では同年秋に導入された新型6シリーズ。ビー・エム・ダブリューは、8月23日、新開発のV型8気筒エンジンとアイドリングストップ機能を搭載した「650iクーペ」と「650i カブリオレ」の販売を開始した。

これまでのV型8気筒エンジンにかわり、今年6月、日本でも発表となった「650i グランクーペ」にも搭載される、あたらしい4.4リッターV型8気筒ツインパワー ターボ エンジンは、従来型のV型8気筒エンジンにたいして、最高出力および最大トルクがそれぞれおよそ10パーセントアップとなる、330kW（450ps）/5,500rpm、650Nm（66.3kgm）/2,000-4,500rpmを発揮する。650iクーペであれば静止状態から100km/hまでの加速は、わずか4.6秒だ。

いっぽうで、停車中の無駄な燃料消費を削減するエンジンオートスタート/ストップ機能、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビングパフォーマンスコントロール機能など、BMW最新の環境技術をサポート。

このエンジンを得て、従来モデル比で燃費は、JC08モードで最大25パーセント良好化を果たした。｢平成17年排出ガス基準50％低減レベル（★★★低排出ガス車）」を達成。BMW 650i カブリオレにおいては、「平成27年度燃費基準」もクリアしている。

なお、日本での販売価格は650iクーペが1,235万円、650i カブリオレが1,330万円で、従来モデル据え置きとなっている。

BMW 650i Coupe｜ビー・エム・ダブリュー 650i クーペ
車両寸法｜全長4,895×全幅1,895×全高1,370 mm
ホイールベース｜2,855mm
トレッド（前／後）｜1,595/1,635mm
最低地上高｜125mm
車両重量｜1,930kg
トランク容量｜460リッター
エンジン｜4.4リッターV型8気筒 DOHCターボ
最高出力｜330kW（450ps）/5,500rpm
最大トルク｜650Nm（66.3kgm）/2,000-4,500rpm
トランスミッション｜8段AT
駆動｜後輪駆動
燃費(JC08)｜9.6km/ℓ

BMW 650i Cabriolet｜ビー・エム・ダブリュー 650i カブリオレ
車両寸法｜全長4,895×全幅1,895×全高1,365 mm
ホイールベース｜2,855mm
トレッド（前／後）｜1,595/1,635mm
最低地上高｜125mm
車両重量｜2,080kg
トランク容量｜300-350リッター
エンジン｜4.4リッターV型8気筒 DOHCターボ
最高出力｜330kW（450ps）/5,500rpm
最大トルク｜650Nm（66.3kgm）/2,000-4,500rpm
トランスミッション｜8段AT
駆動｜後輪駆動
燃費(JC08)｜9.6km/ℓ

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