ニューMクラス発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz M-Class|メルセデス・ベンツ Mクラス
ニューMクラス発表
7年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたメルセデス・ベンツの高級SUV「Mクラス」。メイングレード3種にくわえ、全国限定90台の特別仕様車が販売を開始した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
3代目Mクラス 日本上陸
1997年に初代が発売されて以来、全世界で120万台以上を販売してきたメルセデス・ベンツ「Mクラス」、昨年6月にフルモデルチェンジを果たした3代目の日本での販売が開始された。
この新型Mクラスには、走行状況に応じてショックアブソーバー内のオイル流量を調整することで最適な減衰力を自動で調整する「Direct Controlサスペンション」や、速度に応じた操舵力の変化、また舵角に応じてステアリングの切れ角を調整する可変ステアリングギアを搭載した電動パワーステアリング、そして1987年に「Eクラス」に搭載されて以来、今日までに第4世代へと進化したメルセデス・ベンツ独自の4WDシステム、「4MATIC」などが採用される。
搭載されるエンジンは3種類。「ML 350 4MATIC BlueEFFICIENCY」に搭載される3.5リッターV6直噴ガソリンエンジン は、従来型から最高出力と最大トルクでそれぞれ25kW(34ps)、20Nmアップの、225kW(306ps)、370Nmを発生。「ML 350 BlueTEC 4MATIC」の3リッターV6直噴ディーゼルターボエンジンは、それぞれ従来型から35kW(47ps)、80Nmアップの、190kW(258ps)、620Nmを発生する。ちなみに、従来モデルではディーゼルエンジン搭載車は左ハンドルのみのラインナップだったが、今回のモデルでははじめて右ハンドルが設定される。そして最上級グレードである「ML 63 AMG」に搭載されるAMG製のV8直噴ツインターボエンジンは、従来モデルで搭載されていた、6.2リッターエンジンから5.5リッターエンジンへと大幅にダウンサイジングされたにもかかわらず11kW(15ps)、70Nmアップ。386kW(525ps)、700Nmというスペックだ。
価格は、7段オートマチックトランスミッションの「7G-TRONICプラス」を搭載する「ML 350 4MATIC BlueEFFICIENCY」が750万円、「ML 350 BlueTEC 4MATIC」が790万円と、従来型より若干安くなる。いっぽう、「AMGスピードシフトPLUS」を搭載する「ML 63 AMG」は1,490万円で、こちらの価格は据え置きとなっている。
限定90台の特別仕様車も登場
上で紹介したグレード以外に、同日発売となったのは国内90台限定で販売される特別仕様車「ML 350 4MATIC Edition 1」だ。
これは「ML350 4MATIC BlueEFFICIENCY」をベースに、エクステリアではボディーカラーにダイヤモンドホワイトを採用し、フロントスポイラーやサイドスカートとリアスカートなどを「AMGスタイリングパッケージ」のものに置き換えたバージョンである。ホイールは専用デザイン20インチAMG 5スポークアルミホイールだ。
インテリアには、ナッパレザーにダイヤモンドステッチを施したレザーシートとドアトリムなどをセットにした「designoエクスクルーシブ レザーインテリア」を標準で設定しており、木目が美しいブラウンアッシュウッド素材のインテリアトリムパネルやステアリングを専用装備として装着している。こちらの価格は900万円である。