YVES SAINT LAURENT│イヴ・サンローランのスキンケア新ライン「フォーエバー」の秘密と魅力を探る
BEAUTY / FEATURES
2015年2月25日

YVES SAINT LAURENT│イヴ・サンローランのスキンケア新ライン「フォーエバー」の秘密と魅力を探る

YVES SAINT LAURENT│イヴ・サンローラン

コスメエディター國藤直子による話題の新製品をつくる研究所訪問リポート

スキンケア新ライン「フォーエバー」の秘密と魅力(1)

今年1月、イヴ・サンローランから誕生した大型スキンケアライン「フォーエバー」は、ベーシックアイテム全5品中、美容液、化粧水、アイクリームの3品が日本開発処方。グローバルブランドでありながら、日本女性のことも配慮しているシリーズとしても早くも人気となっている。この日本開発の現場、KSP(かながわサイエンスパーク)にある、R&I(リサーチ&イノベーション)センターに昨年12月に訪れた模様を、コスメエディターの國藤直子さんがリポートした。
※次ページに「フォーエバー リブレイター セラム」プレゼントがあります。

Text by KUNITO Naoko (STRIPE)

“生命の第3のコード”と呼ばれるグリカンとは?

昨年12月のある晴れた日、私たち取材陣は表参道で迎えのクルマに乗り込んだ。研究所というと遠いイメージだったのが、わずか20分強で到着し、都心から“近い”ということで、急に親しみを感じてしまったのは事実。ほどなくオフィスの会議室に案内され、R&Iセンター スキンケア開発所所長 神保和子さんから挨拶とともに、いきなり「フォーエバー」の核となる、グライコバイオロジーの話がスタートした。

グライコバイオロジーとは、いまもっとも熱い視線が注がれている科学分野で、糖たんぱく質糖鎖の構造を研究する「糖鎖生物学」のこと。1953年にはじまるDNA解読は“生命の第1のコード”と呼ばれ、“第2”は1963年からはじまるたんぱく質解析。そして、グライコバイオロジーこそが“生命の第3のコード”と呼ばれるグリカンの解析による重要な生物学なのだそう。その重要性は、研究がはじまった100年ほどのあいだにノーベル賞の受賞者7人を輩出、そして、マサチューセッツ工科大学発行のテクノロジー レビュー誌『MIT』で「明日の医療を変える10の科学」にも選出されていることからもうかがえる。

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新成分「グリカンアクティブ」の働き

そんな先進の科学、グライコバイオロジーの観点を化粧品の分野ではじめて取り入れたのが、イヴ・サンローランの新ライン「フォーエバー」というわけだ。「フォーエバー」は、皮膚を対象にしたグライコバイオロジーに特化させた専門家チーム“YSL.SKINSCIENCE”を設立。肌に存在するグリカンと、レセプター(受容体)とは、カギ(グリカン)とカギ穴(レセプター)のように結合し、皮膚機能に大切な情報を交換するが、レセプターもグリカンも加齢とともに減少する。その結果、必要な情報が交換されなくなり、シワやハリの低下、くすみなどがあらわれてきてしまうという。グリカンが細胞表面に存在する重要な“アンテナ”の役割をすることなどを発見。さらに、減少しないグリカンレセプターを特定することに成功したのだ。

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そこで、あらたに開発されたのが、新成分「グリカンアクティブ」だ。3種のグリカンから構成される複合体「グリカンアクティブ」は、皮膚内のグリカンの働きを模して、「カギ」の役割を果たす。これによって、カギ穴となる減少しないグリカンレセプターと結合し、肌内部ではスムーズに情報を絶やすことなく伝達。ハリや輝きなど、肌の若さを保つことが可能になったのだ。

YVES SAINT LAURENT│イヴ・サンローラン

コスメエディター國藤直子による話題の新製品をつくる研究所訪問リポート

スキンケア新ライン「フォーエバー」の秘密と魅力(2)

日本人が好むテクスチャーと香りを突き詰めて

そんな講義を受け、私たちの頭が「グライコバイオロジー」×「グリカンアクティブ」に満たされたところで、いよいよラボ内に入室する時間。ラボ内部にまで入室を許されたのは、外部のスタッフでは私たち取材陣がはじめてとのことで、やや緊張しながら簡易白衣とゴーグルを身につけた。研究室に入ると、いよいよ日本処方の美容液がつくられるのを見学。

まずは3種のグリカンをこの目で確認。「グリカンアクティブ」の配合率がもっとも高いという美容液「フォーエバー リブレイター セラム」を日本処方にする必要があったのはテクスチャーへのこだわりだったという。「グリカンアクティブ」は、これ自体がぬるりとしたものであり、高配合するとベタつき感が増すということが課題となり、80回ほどの試作を繰り返した末に完成したそう。

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そうやってできあがったのが、するっとなじみがよくて、使用後はさらっとするテクスチャー。今回、研究室でも研究員が材料を高速度で撹拌(かくはん)して、製品さながらの仕上がりを披露してくれた。そして、できたて(!)の美容液を手の甲で試すという名誉に授かり、出席しただれもが口々に「なじみやすい」「すべすべ」「香りがいい」と、感嘆の声をあげた。

さらに、ヨーロッパ処方の美容液をおなじく手の甲で試して、そのテクスチャーのちがいに唖然。おなじ名前がついているとは思えないほど、まったくの別物。肌になじみにくい感じで、いつまでもぬるっとした感じが残るヨーロッパ処方と比較することで、生活環境などのちがいによる好みが歴然とあること、だからこそ日本処方がいかに重要なのかがより理解できた。

また、じつは香りも日本女性の好みを重視し、特別処方を採用。フローラル系にほのかにウッディな香りが感じられる繊細さに、思わずうっとり。朝晩、気分よくスキンケアができる。

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ラインづかいすることの意味を教えてくれる

この研究所では、実際の工場での製品づくりを想定して50kgの釜での試作ができることも特筆される。いくらビーカーでの実験段階で成功したからといって、大きな釜での製品化となると条件が異なるので、研究所内であらゆる角度からチェックをするそうだ。そんなところまで視野に入れて、日本処方がこの研究室から生まれたのかと思うと、感慨深い。開発に携わった研究員の方も、心なしかみんな誇らしげ!

イヴ•サンローランが全力をあげて取り組むフォーエバーライン(化粧水、クリーム、セラム、アイクリーム、乳液)は、私たち日本女性にも信頼シリーズ。コスメは、つい単品でスターアイテムを追い求めてしまうけれど、私は、このフォーエバーをライン使いすることで、スキンケアすることの純粋な喜びを感じている。それは、ひとえに日本開発の賜物であると思える。保湿も、肌のハリや弾力も、小ジワの悩みにも応えてくれる、フォーエバーの魅力にとても近づいた一日だった。

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フォーエバー リブレイター セラム
価格|1万1550円
容量|30ml
YSL独自成分「グリカンアクティブ」をフォーエバーラインのなかでもっとも高い濃度で贅たくに配合。上質なうるおいがすばやく肌に浸透し、顔立ちまでが若々しくなったかのような、豊かなハリに満ちたなめらかな肌へと導く。
使用量の目安:パール1粒分
※リピート率の高さを受けて、4月20日(金)にビッグサイズ(50mL 1万5225円)を数量限定で発売。

YSL|フォーエバー 21

イヴ・サンローランの大型スキンケアライン「フォーエバー」の発売を記念して、10名の読者に「フォーエバー リブレイター セラム」をプレゼント!
ご希望の方は、下記の応募フォームよりご応募ください。
当選された方には追ってご連絡させていただきます。
応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

イヴ・サンローラン・ボーテ
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