Porsche|ポルシェから、最強のパナメーラ「パナメーラGTS」が登場
PORSCHE Panamera GTS|ポルシェ パナメーラGTS
第42回東京モーターショー2011
ポルシェから、伝説の名を冠したパナメーラ
ポルシェジャパンは、昨日開幕したロサンゼルス モーターショーでワールドプレミアを果たしたばかりのパナメーラGTSの予約受注を、11月30日から全国のポルシェ正規販売店にて開始すると発表した。第42回東京モーターショーにも出展される。
文=松尾 大
316kW、520Nm、0-100km/h加速4.5秒!
1963年に誕生した伝説の904カレラGTSにはじめて冠せられた“GTS”という名は、ポルシェのラインナップのなかでも、卓越したパフォーマンスを誇るモデルに与えられる称号。そのGTSの名が、パナメーラにも与えられた。
GTS用に強化された4.8リッターV8エンジンは、パナメーラSおよび4Sより22kW(30ps)高い、最高出力316kW(430ps)/6,700 rpmを発生し、最大トルクも20Nmアップの520Nmとなった。トランスミッションは7段PDKが採用され、4WDシステム、PTMと組みあわされる。スポーツクロノパッケージが標準装備となり、ダイナミックな走りを実現。0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は288km/hに達するという。
昨今のポルシェのラインナップの例に漏れず環境性能も高く、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)による燃費は10.9ℓ/100 kmというから約9.2km/ℓ、転がり抵抗が小さいタイヤを装着した場合は、10.7ℓ/100km(約9.3km/ℓ)となる。
パワートレイン以外の特徴は、強化されたブレーキ、ベースモデルより10mm低い車高、エアサスペンションとポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)により最適化されたシャシーなどがあげられる。
PASMとアダプティブエアサスペンションには、セルフレベリング機能、ライドハイトコントロール機能、可変バネレート機能および電子制御ダンパーシステムが備わり、ドライビングダイナミクスが高められ、実用性を犠牲にすることなく、サーキットでも優れた走りを見せるモデルに仕上がっているという。なお、ダンパーは敏捷性を高めるために硬めに設定され、タイヤは、フロント255/45ZR19、リア285/40ZR19のかなりファットなサイズを履いている。
インテリアは、スポーツシートやシフトパドルを備えたスポーツデザインステアリングホイール、エクスクルーシブGTSレザーインテリアとアルカンターラなどで飾られる。同車は、第42回東京モーターショー2011でジャパンプレミアを果たす予定だ。
日本での価格は、右/左ハンドルを用意し、1554万円となっている。