BENTLEY CONTINENTAL GTC 新型がフランクフルトでデビュー
BENTLEY CONTINENTAL GTC│ベントレー コンチネンタル GTC
新型コンチネンタル GTCがフランクフルトでデビュー!
ベントレーは、2代目となる新型「コンチネンタル GTC」を9月に開かれるフランクフルトモーターショーでデビューさせる。
文=谷中朋未
よりシャープなエクステリアに
力強さとエレガンスというベントレーのスピリットを体現するコンバーチブルモデル「コンチネンタルGTC」。新型は、よりシャープなボディラインが強調され、力強く現代的なデザインへと生まれ変わった。継ぎ目や溶接のない彫刻的なアルミのフロントフェンダーなどを生み出すために、最新の製造技術が盛り込まれている。
ベントレーのデザインの特徴とも言えるマトリックスラジエーターグリルはさらにアップライトとなり、リアはフラッグシップ「ミュルザンヌ」につうじる二重の蹄鉄のモチーフが目を引く。
足もとは、20インチの5本スポークのアロイホイールを標準装備。オプションで、21インチの「ツーピース5本スポーク」や「7本スポークエレガント」「10本スポークプロペラ」も選択することができ、洗練されたデザインはもちろん、よりスポーティな走りを堪能できる。
贅たくなハンドクラフトのキャビン
インテリアは、ソフトタッチレザーで覆われたインストゥルメントパネルや多種類のウッドパネル、ディープパイルカーペットなどで彩られた贅たくなハンドクラフトのキャビンが特徴だ。タッチスクリーンインフォテイメントやオートマチック・シートベルトプレゼンターを標準装備。オプションでは、気温を問わずルーフを開けて快適なドライブを楽しめるよう、ネックウォーマーも用意された。
特徴的な「コブラスタイル」のシートにより後席のレッグルームが広くなったほか、収納スペースも追加され、より使い易いパッケージングとなった。防音性では、GTCのために開発された遮音性に優れた多層ファブリックルーフにくわえ、防音ガラスとボディ下には吸音パネルも採用。より静かで洗練された室内空間を実現している。
15psアップしたW12エンジンを搭載
パワートレインでは、フレックス燃料にも対応した6リッターツインターボチャージドW12エンジンを搭載。最高出力は先代の560psから575psに増大させた。ベントレーの伝統ともいえる「トルクウェーブ」はさらに50Nm高まり700Nmに。前後のトルク配分は、50対50から40対60へと刷新。リアにトルクをバイアス配分することで、ハードなコーナリング時のアンダーステアを最小限に押さえ、正確なスロットルコントロールを可能にしている。
クラス最高級のドライビングを実現するため、シャシーも改良。前後のトレッドを広げ、サスペンションも再設定された。また、シフトタイムを最大50パーセント削減し、ダブルシフトダウンを可能にしたあたらしいクイックシフトトランスミッションも装備され、よりスポーティなドライビングを楽しむことができるようになっているという。
受注はすでに開始しており、デリバリーは今年の後半から本国でスタートする予定だ。