ポルシェ 911 9月のお披露目が決定!|Porsche
Porsche 911 Carrera|ポルシェ 911 カレラ
Porsche 911 CarreraS|ポルシェ 911 カレラS
次期型911がフランクフルトでプレミア!
ポルシェAGは、フルモデルチェンジを果たした911 カレラおよびカレラ Sのワールドプレミアを、9月13日に開催されるフランクフルトモーターショーのプレスデイにておこなうことを発表した。
Text by OPENERS
フラットかつよりスポーティなエクステリアに
幾度となく海外の自動車雑誌などがリーク画像を掲載し、先日には公式のティーザームービーが公開されるなど、次期型の登場が間近であることが噂されていたポルシェのトレードマーク「911」。このたびポルシェAGはとうとうその詳細を明らかにした。
まず、ディメンションにかんしては、コンパクトなボディを保持しながら、ホイールベースを100ミリメートル延長した一方で、全高は従来よりも低く設定。
ボディパネルはアルミニウムとスチールを素材とし、剛性を高めるとともに45kgの軽量化に成功。可変式リアスポイラーをワイドにするなど、エアロダイナミクス特性の最適化を図ったことで、Cd値は0.29という優秀な数値を記録している。
丸目のヘッドランプ、大きく弧を描くフェンダーなどは一目で911とわかるエクステリアデザインをもつが、全高が低く設定されたことでよりスポーティな印象となった。ドアミラーの取りつけ位置はミラートライアングルからドアの上端部に移動し、リアに配される「PORSCHE 911 Carrera」のエンブレムが二段表記になるなど、細かな部分にも変更点が見られる。
インテリアでは、シフトレバー、セレクターレバーを、フロントに向かってせり上がるセンターコンソールに位置したことで、ステアリングとの距離が近くなり操作性が向上したとしている。
ポルシェ車ではじめてCO2排出量200g/km以下を記録
今回発表されたのは、ベースモデルの「911 カレラ」と上位モデル「911 カレラS」の2グレード。前者は、最高出力257kW(350ps)を発生する3.4リッターフラット6を、最高出力294kW(400ps)を誇る3.8リッターフラット6を搭載する。
新型911は、エンジン・オートスタート&ストップ機能、エネルギー回生機能、電動パワーステアリングにくわえ、世界ではじめて7段マニュアルを装備したことなどの恩恵により、先代よりも最大で16パーセントもの燃費とエミッション排出量低下を実現させたという。結果、911 カレラの燃費は8.2ℓ/100km(マイナス1.6ℓ/100km)、CO2排出量は194g/kmとなり、ポルシェ車ではじめてCO2排出量200g/kmを切ることに成功した。カレラSも引けをとらず、燃費8.7ℓ/100km(マイナス1.5ℓ/100km)、CO2排出量205g/km/ℓまで抑えられている。
またカレラSには、アクティブ制御のロール抑制システムであるポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)がはじめて備えられる。このシステムは、コーナリング中に横方向の傾きを抑え、タイヤが的確に路面をとらえられるようにするため、リアタイヤは前後方向により大きな力を伝えることが可能となる。これによってコーナリング速度を最大限に高められることから、おもにサーキット走行で威力を発揮することが期待できる。
あたらしいポルシェ 911は、9月13日からはじまるフランクフルトモーターショーでワールドプレミアを果たす。