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2015年2月5日

特集｜ロースターは燃えているか？｜第1章「焙煎士に訊く、ロースターとの付き合い方」 ギャラリー

今回、私たちをロースターの世界へいざなってくれた「TORIBA COFFEE」の焙煎士、滑川裕大（なめかわ・ゆうた）さん
滑川さんは大学卒業後、留学先のオーストラリアで、最先端のコーヒーカルチャーに魅せられたのだという
焙煎を終了した豆は、残っている熱でどんどん焙煎が進んでしまうため、ロースターから出てくるのと同時に、冷却箱で撹拌され、熱を冷ます
テストスプーンで、ロースターのなかの豆をすくってみる。1爆ぜのタイミングで、一瞬にして色が変化する
ロースター内の風力を測定。どのくらい風が出て、どのくらい吸っているのかがわかることで、圧力もチェックできる
「コーヒー豆は、焙煎したてよりも、焙煎後5日ほど経過したほうが美味しい。1日目、3日目、7日目……と、味の変化を楽しみながら飲んでいただくのもおすすめです」と滑川さん
今回、特別に「焙煎したて」と、焙煎後5日経過したものを、同じドリップ抽出で、飲み比べさせていただいた
豆の運搬専用の小さなエレベーター。2階で焙煎したばかりの豆を1階のショップへ運んでいる
店頭には、6種類の豆を展開。うち5種類がブレンド、1種類がハワイの自家農園から届く100％ピュア・ハワイ・コナ
ガラスの蓋つきケースのなかに、焙煎後の豆がサンプルとして並ぶ。案外、粉を直接かぐよりも、蓋上にたまっている香りをかいだほうが、わかりやすいのだとか
地下には、コーヒーの生豆を最高の状態で保存するための倉庫も完備
「Jamaican Dub Mix」というブルーマウンテンブレンドや、「Acid House Mix」という浅煎りブレンドなど、音楽に通じるネームがつけられている
焙煎中、ロースターの音に耳を澄ませ、計測器の目盛りを見つめ、時折、テストスプーンで焙煎中の豆をすくって色や香りをチェック……と、つねに真剣な表情の滑川さん
「TORIBA COFFEE」で扱うコナコーヒーなど、水分を多く含む豆は熱が入りやすいので、わずかな温度変化なども注意深く確認
テイスティングは1カップ100円ととても良心的。銀座にあって、一般的なカフェ以上の設えをもつにも関わらず、スタイルはあくまで「豆屋」さん
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