MUSIC｜RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO 2014 - Web Magazine OPENERS(ウェブマガジンオウプナーズ)

<strong>■10/12｜Dohyo-Iri</strong><br /><br />この秋、東京に初上陸するRBMAの幕開けは、ソウルフルなハウス・ミュージックで送るディープな一夜。オリジネイターであるケリー・チャンドラーは、過去20年以上シーンをリードしてきた。そのアプローチは未だに新鮮で、そのことは彼がレジデントを務めるイビサの伝説的クラブナイト「Circoloco」が大勢のファンで賑わっている様子が物語っている。米国ニュージャージーを拠点にプロデューサー／DJ／エンジニアとして活躍する彼は、オープンリール、12インチ、レーザー・ビームなどを駆使して「音」を操る追求者として知られている。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/14｜RED ZONE - A Red Bull Music Academy Special </strong><br /><br />長年に渡り渋谷のヒップホップ拠点として知られてきたヴェニュー「HARLEM」。この夜、デッキを操るのは、スーパー・プロデューサーのジャスト・ブレイズだ。1999年に初のチャート・ヒットを記録、やがてジェイ・Z と「ロッカフェラ・レコード」のコラボレーターとして名を馳せる。この夜、共演するのはヒップホップ・レジェンドのマーリー・マール、元マルチメディア・アーティストのラッパー兼プロデューサーで、今回のアカデミー参加者である、ゼブラ・キャッツ。<br /> <br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/16｜Dorian Concept Live</strong><br /><br />ドリアン・コンセプトは、そのプロダクション・スキルと即興プレイの才能を活かした、先鋭的なビート作品の数かずによって世界的な成功を収めてきたアーティスト。RBMA卒業生である彼の作り出すエレクトロニック・コード進行には、ヒップホップ、ジャズ、エクスペリメンタル、エレクトロニカ、そして伝統的な演奏技術、すべてに敬意が感じられる。日本デビューとなる「トーキョーシークレットストリングカルテット」とのカラフルなライブを、元映画館にサウンドシステムを導入したWWW で体感。サポートはアカデミー卒業生の<a href=

ヨシ・ホリカワと2014年の参加者、ラフォーンダだ。

Red Bull Music Academy Japan
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<strong>■10/17｜Wails to Whispers</strong><br /><br />ノイズと静寂、それは対極の概念。しかしそれらは最終的には大きく異なるものではない。「Wails to Whispers」は、この両極を追求するアーティストたちとともに、それらを深く探っていく。前半は「嘆きの音（Wails）」がテーマ。灰野敬二率いるサイケデリック・ロック・バンド「不失者」を筆頭に、「メルトバナナ」「暴力温泉芸者」「マゾンナ」が、サウンドシステムに重圧を与える。深夜の後半部は「ささやき（Whispers）」が主題となり、アンビエント音楽の先駆者、ロバート・リッチが「スリープ・コンサート」を遂行。そして灰野敬二がハーディー・ガーディーを用いたパフォーマンスを披露する。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/18｜DBS - A Red Bull Music Academy Special with MALA & COKI</strong><br /><br />パーティーを率いるのは、ダブステップのパイオニア「デジタル・ミスティックズ」こと「マラ＆コキ」。高密度でダブワイズなバイブレーションをはなってくれる。彼らが運営する「DMZ」は、ブリクストン奥深くで開催されてきた同名のレーベル・ナイトとともに“ダブステップとはなにか”を象徴するものになる。それにくわわるのは、日本が誇るベース・ミュージックの黒幕・ゴストラッド。そしてハウス、テクノ、ベースを挑発的にミックスするメキシコシティ出身のラオと、R&Bを巧みに解体し独特の雰囲気を作り上げるイカリ、そして多数のローカルな才能たちだ。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/18｜EMAF Tokyo 2014（Day 1）</strong><br /><br />2年目の開催を迎える「Electronic Music of Art Festival Tokyo（EMAF）」は、すでにエレクトロニック・ミュージックの世界でも最先端で革新的なイベントとしての地位を確立している。RBMAは、ふたたびこの新星フェスティバルと連携し、恵比寿リキッドルームのサウンドシステムを鳴り響かせる大胆なビートをたっぷりと用意。1日目は、UK のベテラン・プロデューサーであり、エイフェックス・ツインの仲間でもあるルーク・ビバート、デジタル実験主義者のホーリー・ハーダン、「R&S」代表のローン、日本人アカデミー卒業生のダイスケ・タナベにくわえ、多数のアーティストが出演決定。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/19｜EMAF Tokyo 2014（Day 2）</strong><br /><br />EMAF 2日目は、時代を先取りするDJ兼プロデューサージェームス・ホールデンと「ヘムロック」の頭首、アントールドがブースに立ち、ブレインフィーダーのニューエイジ探検家マシュー・デイヴィッドなど、多数のアーティストが出演する。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/20｜The Garden Beyond</strong><br /><br />最先端のビートと日本に長く継承される伝統楽器が奏でる「The Garden Beyond」は、『静動・光への道』をテーマに日本がもつふたつの“顔”を音によって体感するイベント。東京国立博物館の法隆寺宝物館を背景に、日本を代表するターンテーブリスト、DJ KRUSHが、世界的に知られる和太鼓集団の「鼓童」のメンバーや、雅楽、尺八の演奏者たちとともに一夜限りの音風景を作り出す。歴史的文化財を収蔵する建物に囲まれた中庭で繰り広げられる音の融合を展開。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/20｜Terabyte Transfer</strong><br /><br />リズムマシン、ヴィンテージ・シンセ、刺激的なハイハット、そして星のように輝くメロディーがぶつかり合い、まるで別世界の流星群が降り注ぐような一夜。それを演出するアーティストは、今年のRBMA参加者であるパームス・トラックス、神秘的ゴースト・ハウスを多数の著名レーベルから発表しているプロデューサー、ソーサー。そしてオレフォンケンが北欧ディスコを、ラ・マヴァーテが、イタロ、インダストリアル、ニュー・ウェーブの荒削りでレトロなブレンドを、そしてチリのエレクトロレーベル「コメメ」所属アーティストであるアレハンドロ・パズが力強いハウスを聴かせる。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/22｜Lost In Karaoke</strong><br /><br />東京の「カラオケ館新宿店」の７つの異なる部屋から「日本の音」を世界中へとライブ配信する企画、「Lost in Karaoke」。この夜は、映画『ロスト・イン・トランスレーション』の主人公がロキシーミュージックを歌う代わりに、東京さまざまな音楽サブカルチャーを代表するクルーとアカデミー参加者が各部屋を彩る。Onion Recordsが奏でるビーバップ／ロカビリーの融合、革新的オンライン・レーベル「Maltine」と「Bunkai-kei」のコラボレーション、「Battle Train Tokyo」による独自のフットワークなどが、ライブストリーミングを介して全世界のオーディエンスと共有される。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/23｜A Conversation With Otomo Yoshihide</strong><br /><br />日本人エレクトロアコースティック／即興演奏家兼映画音楽作曲家でもある大友良英が、ついにRBMAのソファーに登場し、豊富かつ多岐にわたる過去作品のエピソードやインスピレーションについて語る。作曲家でありマルチ・プレイヤーでもある大友は、1990年代のノイズ・グループ「グラウンド・ゼロ」としての活動や、時代を先取りした解釈によるジャズや電子音楽の即興演奏で知られている。東京でもっとも冒険的なサウンド・クリエイターのひとりと呼ばれているのも不思議ではない。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■10/24｜No Requests</strong><br /><br />RBMAの前半は、オールスター・キャストと多彩なサウンドとともに、伝説的なベニュー「Womb」にて締めくくられる。Room1では、ポール・ウォルフォードの変名プロジェクト「スペシャルリクエスト」、オリジナル・ジャングリストのランドール、「イグジットレコーズ」のボス、Dブリッジ、そしてエレクトロニック・アーティスト、マーク・プリチャードが強大なシステムを振るわせる。Room2ではタイガー＆ウッズがライブセットを織り交ぜたオープンラスト・ロングセットをお届け。Room3では「ジャジースポート」のメンバーたちが、ソウル、ファンクなどのさまざまなグルーヴ・ミュージックでフロアを満たしてくれる。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■11/2｜Sinewave Sunday</strong><br /><br />RBMAの第2学期は表参道「ORIGAMI」にて幕を開ける。カナダ生まれのテクノ改革者であり、アナログ機材マニアであり、多方面で才能を発揮しているマシュー・ジョンソンが、そのライブセットでしっかりとエンジンをかけてくれるはず。さらにBBC Radio 1のDJ、ベンジBが披露するセットは、あらたな次元の熱狂を呼び起こすだろう。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■11/4｜6852: Stratovolcanic Vinyl</strong><br /><br />今回渋谷で開催されるこのレコードの祭典に伴う“ディギング”の規模は、相当に大きなものになるにちがいない。3つの特別な空間に分かれて開かれるこのイベントでは、日本列島を形成する全6852島からかき集められた、最上級のヴァイナル・レコードに焦点を当てる。7、12、45、33……と、レコードにまつわる数字遊びに興じるのもいいが、最終的には、ベン・ユーエフオーやDJ Nobuといった無類のアセテート愛好家達がバッグの奥深くを探らざるを得ない、狂乱のグルーヴに彩られた忘れられない一夜になるだろう。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■11/5～11/9｜test pattern [n°6] : Ryoji Ikeda</strong><br /><br />RBMAプログラム第2部の開始とともに、先端的なエレクトロニック／ヴィジュアル・アーティスト、池田亮司による作品展示によって、知覚の極限を体験できる。細部に至る音のテクスチャーの探求と、大規模な彫刻的ライト・インスタレーションで名高い彼は、現代社会に浸透する可視・不可視なデータを、われわれの日常的想像力を超越する可聴・可視作品に変える。池田は過去に、ロンドンのテート・モダン、バルセロナのソナーフェスティバル、ボストンのマサチューセッツ工科大学などで、公演や展示をおこなっている。<br /><br />Red Bull Music Academy Japan<br />http://www.redbullmusicacademy.jp

<strong>■11/5｜A Conversation With Daito Manabe</strong><br /><br />この日にRBMAが提供するトークセッションの相手は、プログラマー、アーティスト、そしてデザイン集団「ライゾマティックス」の共同設立者でもある、真鍋大度。この実験的アーティストは、フィジカルとデジタルの境界をその研究対象とする。彼の色鮮やかで幾何学的デザインの映像を人体に投影する、プロジェクション・マッピング技術は、Jポップトリオ「パフューム」のステージ・ショー・デザインや<a href=

ノサッジ・シングのPV『Eclipse/Blue』などで確認できる。

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