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特集｜BLUE NOTE NOW!｜第3章「ブルーノートはどこへ行く？」 ギャラリー

<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　ドン・ウォズさん（左）と行方均さん
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「じつはドンさん、わたしとほぼ同世代なんですね。我々の世代というのは、1960年代に多感な時期を過ごしまして、ジャズとロックが判然とせずにごっちゃになっているところがあるんです」（行方さん）　「故郷デトロイトで過ごした1960年代というのは、ぼくにとって青春そのもの。おっしゃられたように、ビートルズやローリング・ストーンズ、ボブ・ディランは大好きで、よく聴いていたんですが、ぼくと周りの友達は、同時にブルーノートのレコードにも惹かれていきました」（ウォズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「音楽はもちろん、クールなアートワーク、ジャケットに写ったタバコ、サックス、黒い壁……すべてに憧れましたよ。ブルーノートのミュージシャンみたいになりたい<span style="letter-spacing: -0.1em;">──</span>そんな想いで青春時代を過ごしてきました」（ウォズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「聞いたところによると、ドンさんが最初に度肝を抜かれたアルバムは、ジョー・ヘンダーソンのブルーノート盤『モード・フォー・ジョー』だとか。そのあと友達が教えてくれるまで、ジミ・ヘンドリックスやクイーンのことは知らなかったそうですね？」（行方さん）　「ええ。ですから、それから45年後、よもや自分がブルーノートを引っ張ることになるとは、夢にもおもいませんでした」（ウォズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「ブルーノートにいらっしゃったのは、ちょうど1年ぐらい前ですよね？」（行方さん）　「そうですね。2012年1月のことですから、1年半ほど経ちました。ブルーノートで仕事をするようになって、まず最初に考えを巡らせたのは、ぼく自身も夢中になったあのレコードの素晴らしさを、どうやって守りつづけていけるかということ。2013年のいま、できることを突き詰めて考えることでした」（ウォズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　歌声を披露したホセ・ジェイムズさん
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「いまできることを突き詰めると、常に境界線を取っ払おうとしてきたレコードやミュージシャンのあり方を、これからも打ち出していくことだとおもったんです。ホセ・ジェイムズのような、勢いのある若手ミュージシャンをあらたに迎え入れる。それも最初に取り組んだことのひとつです」（ドン・ウォズさん）　「ホセ・ジェイムズは、今後を牽引していくジャズマンでしょうね。本当に素晴らしいアーティストが仲間入りしてくれました」（行方さん）　「ありがたいことに、いろんなジャンルをミックスした自分のスタイルを、世界中のみなさんが好意的に受け入れてくれています。そしてなにより、ブルーノートと自分のあたらしい関係を喜んでくれているみたいです」（ジェイムズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「ホセさんは歌だけじゃなくて曲も書くんですよね？」（行方さん）　「はい、曲も書きます。自分の場合、最終的な形はジャズになるかもしれないんですが、ビート的にはコンテンポラリーなビート、ヒップホップのようなものを使うんですね。自分の音楽が、若い人たちにジャズを聴いてもらうきっかけになるといいですね」（ジェイムズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　「ホセさんがジャズにあたらしい風をもたらしてくれる気がしますね。最後にもうひとつ。プロデュースもやるんですって？」（行方さん）　「じつはですね、ツアーにも参加してくれているタクヤ・クロダという、日本人トランペッターがいまして。3～4年一緒にやっているんですが。彼のレコードをいまニューヨークでレコーディングしています。ブルーノート・レコードから出そうかなぁと……。」（ジェイムズさん）　「そうなの？　ドンさんは了承しているんですか？」（行方さん）　「はい。たったいま契約成立しました（笑）」（ウォズさん）
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　右奥が日本人トランペッターのタクヤ・クロダさん
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　ホセ・ジェイムズさん（左）とドン・ウォズさん
<strong>特集｜BLUE NOTE NOW!</strong>　エミリー・キングさん（左）とホセ・ジェイムズさん
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