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特集|「第5回恵比寿映像祭」の楽しみ方|キュレーターが語る、この11アーティストに注目せよ!
1976年、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ生まれ。ベルリンおよびサラエボ在住。深く鋭い洞察力で社会を描写する作品は、高い評価を受けている。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に影響を受けた自らの経験や記憶にもとづく作品は、見るものの意識を難民や差別といった問題に向けさせる。初の短編作品「What do I Know」は、2007年に第64回べネチア国際映画祭短編部門でプレミア上映されたあと、40カ所以上の映画祭で上映された。" title="665_05_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/581/medium/82572259-8eb3-4665-a40f-30327956a141.jpg">
「幸福」(2010年/16ミリフィルム[HDに変換、カラー、サウンド]/作家像) 協力:ターニャ・ワグナーギャラリー、ベルリン
※「幸福」の展示にくわえて、「刻み込まれた記憶──シェイラ・カメリッチ特集」と題した上映プログラムでは、ひとりの女性をとおして紛争下の街を覆う不穏な空気、人びとの心情を映し出した「赤のない1395日」(2011年/63分/サウンド、カラー)、第64回べネチア国際映画祭短編部門でプレミア上映された「私が何を知っているのか」(2007年/15分48秒/サウンド、カラー)を上映する。" title="665_06_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/582/medium/5f033349-bb3d-4f57-8d20-e02abb940c15.jpg">
1966年、英ロンドン生まれ。ロンドン在住。政治的、社会的な問題をテーマとするパフォーマンス作品で知られるアーティスト。そのテーマは大衆文化から伝統文化まで幅広い領域に及び、その軽妙さが特徴とされる。パフォーマンス、ビデオ、サウンド、収集物、写真などを用いた、特定の地区の歴史を探究するプロジェクトも多い。2004年にはタナー賞受賞、2013年のヴェネチア・ビエンナーレ、イギリス館代表に選出された。" title="665_07_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/583/medium/5612effc-0415-4471-bb66-2347a5ea341c.jpg">
「エクソダス」(2012年/3Dビデオ・プロジェクション[HD、カラー、サウンド]/6分/作家蔵) 協力:モダン・インスティチュート/トビー・ウェブスター" title="665_08_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/584/medium/92be730b-2d42-4293-8d48-c9e4d5877329.jpg">
1940年東京生まれ。1964年、写真集『さっちん』で第一回太陽賞を受賞。1971年、自らの新婚旅行を記録した『センチメンタルな旅』を自費出版し、写真家宣言をおこなう。「私写真」と称されるその写真には虚実が交錯し、生と死が色濃く漂う。これまでに出版された写真集は450冊を超え、世界各地で大規模な個展が開催されるなど、日本を代表する写真家として国際的な評価も高い。" title="665_09_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/585/medium/5a65f202-6602-49ae-910a-ebb6bab0597a.jpg">
「写狂老人日記 未来 2011.3.11-2015.4.24」(2012年/35ミリカラーポジフィルム/作家、タカ・イシイギャラリー蔵)" title="665_10_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/586/medium/93e98a81-461e-4da1-9a69-30be2d4cc0f4.jpg">
佐賀生まれ、東京在住。ダンサー、パフォーマー。1990年よりダンスカンパニー「ATA DANCE」を共同主宰。1996年よりダムタイプに参加しているほか、独自にソロ活動を展開。特に2003年以降は「ディケノヴェス」(2003年)「D.D.D.」(2004年)「テーブルマインド」(2006年)「グッドラック」(2008年)など、音楽とアートの領域をまたぐ作家たちとのコラボレーションをおこなっている。2008年よりパフォーマンスシリーズ「a perfect life」を継続中。また藤本隆行(ダムタイプ)、白井剛(ABsT/発条ト)との「true/本当のこと」に参加するなど、多岐にわたり舞台活動を展開している。" title="665_11_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/587/medium/a97aa86f-3e14-44f8-8012-dfd457e43195.jpg">
「a perfect life – vol.6 沖縄から東京へ」(2013年/パフォーマンス、インスタレーション) Photograph by 角張康浩
日程|2月8日(金)、9日(土)、10日(日)、13日(水)、14日(木)、16日(土)、20日(水)、21日(木)、23日(土)
時間|18:30会場 19:00開演(20:00終演予定)
会場|東京都写真美術館 地下1階展示室内
料金|前売り1600円、当日2000円(日時指定・全席自由席/入場整理番号付/各回入替/定員100名)
※公演時間外には、パフォーマンス空間をインスタレーションとしてご覧いただくことができます。" title="665_12_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/588/medium/b26f4cae-84d6-4709-802b-ccfd91ae534e.jpg">
1972年、英サマセット生まれ。ロンドン在住。2011年、第68回べネチア国際映画祭で「湖畔の2年間」が国際映画批評家連盟賞ほか、バロワーズ芸術賞、ポール・ヘムリン賞など多数受賞。近年の主な展覧会には「Slow Action」(ヘップワース・ウェイクフィールド、マッツギャラリー、ロンドン、TPWギャラリー、トロント、2011-2012年)などがある。" title="665_13_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/589/medium/0cc13dfc-9e5a-4609-8c6f-852579f42406.jpg">
「スロウ・アクション」(2010年/4チャンネルビデオ・インスタレーション[16ミリフィルムをHDに変換、カラー&白黒、サウンド]/44分[各11分]/作家蔵) 協力:ケイト・マックギャリ―ギャラリー
※「スロウ・アクション」の展示にくわえて、「ベン・リヴァース長編『湖畔の2年間』」と題した上映プログラムでは、第68回べネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した「湖畔の2年間」(2011年/86分)を上映する。" title="665_14_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/590/medium/c125af4f-4d2a-44fb-9685-1a3a9d1ade2b.jpg">
1954年、米デトロイト生まれ。2012年、ロサンゼルスにて没。1978年カリフォルニア・アート・インスティチュートにてMFA(美術修士号)を取得。学生時代より音楽活動をおこない、1970年代後半よりロサンゼルスを拠点に、パフォーマンス、絵画、サウンドをもちいたインスタレーションなどを発表。ドクメンタ9(1992年)、「カトリック・テイスト」(1993年、ホイットニー美術館)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2007年)、横浜トリエンナーレ(2011年)など、多くの展覧会に参加している。" title="665_15_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/591/medium/bcea7826-265a-495c-88f1-657b7d30f4b5.jpg">
「MOBILE HOMESTEAD デトロイトのダウンタウンからウエストランドへミシガン・アベニューを西へ行く」(2010-2011年/76分/英語/日本語字幕付き) Photograph by Corine Vermeulen" title="665_16_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/592/medium/f5d6fefd-2711-4622-9094-9fb81820355f.jpg">
1979年、静岡県浜松市生まれ。日常にありふれた現象を独自の手法でメディア化し、観るひとの記憶や経験のなかからあらたな発見が生まれる作品を数多く制作している。国内外の展覧会をはじめ、パブリック・スペースでのコミッションワーク、東京大学先端科学技術研究センターを拠点に、研究機関や企業との協働にも積極的に取り組んでいる。代表作に「遊具の透視法」(2001年)「まばたきの葉」(2003年)「ファスナーの船」(2004年)「空気の人」(2007年)など。" title="665_17_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/593/medium/3bfed72c-cff5-411a-8fd8-6665941c4249.jpg">
「オフサイト展示に向けた新作のイメージ・スケッチ」(2012年)" title="665_18_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/594/medium/5e17087a-46b5-4987-b494-f15f20506938.jpg">
1972年東京生まれ。画家、映像作家。音楽の厳密な視覚化を試みた抽象映画「フーガの技法」(愛知芸術文化センターオリジナル映像作品)や、巻物状の絵画とその絵画の生成映像を組み合わせたインスタレーション「海坂の絵巻」、また有機的な線画による壁画アニメーションやライブ・ドローイングなど、領域を自在に横断しながら表現活動を展開している。2007年、五島記念文化賞新人賞受賞。" title="665_19_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/595/medium/a7452ffe-7a0a-445a-a1f7-faa0439381a6.jpg">
「映像をめぐる7夜:第1夜 反復する壁」(東京都写真美術館、2008年)より Photograph by 藤澤卓也
日程|2月17日(日)
時間|17:30開場 18:00開演(19:30終演予定)
会場|ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
出演|石田尚志、ゲスト(未定)
料金|前売り1000円、当日1500円" title="665_20_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/596/medium/0c640737-4293-47b6-b249-5b8b47ebe2de.jpg">
地域の集合的記憶や隠ぺいされた社会構造をテーマに、マッピングなどの手法をもちいたプロジェクトを多く手がける。その表現形態は、インタラクティブ・インスタレーションやパブリックアートなど多岐にわたる。美術大学助手を経て渡米。2003年、ニューヨーク大学大学院修了、文化庁芸術家在外研究員。2004年、ポーラ美術復興財団在外研究生。現在、日本を中心とした作家活動を展開している。" title="665_21_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/597/medium/2b0b3c64-6690-41c1-b188-29053e27904e.jpg">
「レシート・プロジェクト」(2006年~/インタラクティブ・インスタレーション/作家蔵) Photograph by 中村浩二" title="665_22_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/598/medium/04991f2f-9a5f-47be-9cf4-806948075706.jpg">
1975年生まれ。ニューヨーク在住。ホイットニー美術館キュレーター。2012年ホイットニー・ビエンナーレ・キュレーターのひとり。これまでに、グリーン・ナフタリ・ギャラリーのディレクターとして活動に、数かずのパフォーマンス、音楽、映像イベントの企画をおこなう。Artforum、Parkett、Texte zur Kunst、BOMBなどでの執筆多数。" title="665_23_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/599/medium/f53988cb-582f-446c-aeab-e3ee45423eda.jpg">
上映プログラム「ソングス・フォー・レント──実験映像の現在」より、アレックス・ハバード「ヒット・ウェイヴ」(2012年/4分35秒)" title="665_24_ebisu_chap02" data-src="/galleries/images/000/114/600/medium/892a87c2-7a25-442b-8fa2-64e8b636c1fd.jpg">
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