アルファ4Cデザイナー、マッコリーニ氏インタビュー|Alfa Romeo

アルファ4Cデザイナー、マッコリーニ氏インタビュー

特集|自動車デザインのトレンドをさぐる

Alfa Romeo|アルファロメオ

根っからのアルフィスタ

アルファ4Cデザイナー、マッコリーニ氏インタビュー

さきごろ発表されたピュア スポーツカー、アルファロメオ「4C」。日本でのお披露目に合わせて、イタリアからエクステリア担当のチーフデザイナーが来日した。ため息が出るような美しいボディはどうやって作られたか。インタビューを通じてあきらかにしよう。

Interview & Text by OGAWA FumioPhotographs by ABE Masaya

4Cのデザイナーは生まれついてのアルフィスタ

──最初に、ご自身の人生とアルファロメオとのかかわりについて、教えてください。

マッコリーニ氏 私はデザイナーとしてアルファロメオひと筋できています。そもそも私とアルファロメオの個人的なつながりは、父です。アルファロメオの大ファン、いわゆるアルフィスタだったんですよ。初代の「ジュリエッタ」「ジュリア」、そして「GTV」と乗り継いでいました。ミラノ人の父からは、やはりミラノのメーカーであったアルファロメオの魅力をさんざん吹き込まれていましたから。私もアルファロメオ以外はクルマでないと思うようになるわけです。

──細かいことを訊きますが、GTVとは、1960年代に発表された「1750GTV」? ベルトーネがスタイリングを手がけた美しいクーペですか。

マッコリーニ氏 父が持っていたのは、ジウジアーロ・デザインの「アルフェッタ GTV」です。私は運転免許を取得する前から、父の運転のとき助手席に座って、ハンドルを切るまねやギアチェンジをするまねをして、自分が操縦する気分を味わうのが好きでした。アルファロメオっていうのは、そういう気持ちにさせるクルマなんです。

Alfetta GTV 2.0(1976-1980)

──ミラノ人にとってアルファロメオは、たとえばBMWやポルシェより上に位置する存在なのでしょうか。

マッコリーニ氏 たしかに、ALFAとは“アノニマ ロンバルダ ファブリカ アウトモビリ(ミラノのあるロンバルディア地方の自動車製造会社)”の頭文字ですから、アルフィスタにとって、特別な存在です。心に一番近い存在、ってわかりますか? あるひとたちにとって、アルファロメオはダントツなんです。いまは、アルファロメオがたんなるイメージや思い入れを超えて、誰もがすばらしいと認めるクルマづくりをする時代が来ていると思います。それが4Cなのです。