DS5のディーゼルモデルに試乗|DS

DS5のディーゼルモデルに試乗|DS

CAR IMPRESSION

DS 5 Chic BlueHDi|DS 5 シック ブルーHDi

DS5のディーゼルモデルに試乗

いちどエンジンをかけたら地の果てまでも

今年1月、「DS 5」にディーゼルエンジンを搭載したDS 5 Chic HDiが追加された。プジョー シトロエン グループの中でも特に尖ったブランドのフラッグシップモデルにディーゼルという組合せはどのような仕立てとなっているのか。小川フミオ氏が、都内から八ヶ岳往復のロングドライブを行い、その出来をリポートする。

Photographs by ARAKAWA MasayukiText by OGAWA Fumio

DS5に魅力を加えるディーゼルエンジン

各メーカーから出来のよいディーゼルエンジンが続々生まれている。フランスのプジョーグループも負けていない。2017年1月から日本発売開始されている「DS5」にもドライバビリティに優れるディーゼルモデルを追加した。

「DS5 Chic HDi」と呼ばれる2リッターディーゼルモデル。1,997ccの4気筒ユニットは133kW(180ps)の最高出力と400Nmという太い最大トルクを発生する。

DSはシトロエンの上級ブランドとして、デザイン的にとんがったモデルを送り出している。エマニュエル・マクロン仏大統領の就任パレードでもまだ市場にお目見えする前の「DS7 クロスバック」が使われたのは記憶に新しい。

ルーツは1955年に発表され、政財界の要人がこぞって乗り、同時に自動車デザインにおける最大のアイコンとなったシトロエン「DS」。

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いまのDSラインは世のトレンドを反映して、カジュアルな方向に舵を切っているものの、ほかと違うことをよしとする、いわゆる複数主義のフランスらしさを金看板にしている点では、かつてのDSの精神的な後継車なのだ。

DS5もそんなDSの精神を具現したモデルだ。現行ラインナップのなかで最もサイズに余裕があり、本来は4ドアセダンであってもいいポジショニングだが、全長4,535mmの4ドアボディにハッチゲートが組み合わされている。

スタイル的には2ボックス的な、つまり独立したトランクが目だたなかったオリジナルDSのスタイリングテーマを、現代風に再現したためともいえる。

それはそれとして、ディーゼルエンジンはDS5の個性にもうひとつの魅力をつけ加えているといえる。このユニットは2016年7月にプジョー車(「308GT」や「508GT」)で紹介され、日本でも人気が高いもの。DS5との相性もよい。