伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(後編)

伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(後編)

Divine of Creation - 創造力の背後にあるもの -

スピリチュアル対談 Vol.15|鈴木康広

伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像

「自然と人とモノの“心”をつなぐ正義の味方、クリエイティブメッセンジャー」(後編)

さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解くリーディングと複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去生や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなかおもてに出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。

Photographs by JAMANDFIXText by TANAKA Junko (OPENERS)

第15回目のゲストは、前編で戦場の医師だったという意外な前世が明らかになった、アーティストの鈴木康広さん。後編では、“人生の相棒”であるけん玉との運命の出合いから、インスピレーションの源、鈴木さんの現世での使命についてさらにくわしく解き明かしていきます。

――前世は戦場の医師だった!?スピリチュアル対談(前編)を先に読む

「“特別な人”なんて言われる日がくるとはおもってなかった」(鈴木さん)

伊藤 現世ではいろんなことができちゃうとおもいますよ。「なにをする人か?」って聞かれたら答えられないぐらい、いろんな顔を持つようになるとおもうんです。大きくは、生き方も含めてクリエイターですよね。「あたらしいものをつくる」っていう。でもパイオニア的に切り込んでいくっていうのとはちょっとちがっていて。大事なものを、いまの時代に生きる人たちに響くかたちでリリースして(出して)いくという感じ。そういう意味では、そのやり方自体が“パイオニア”なんですよね。すごく大事なものを持っている特別な方だとおもいます。

鈴木 また、見えない鳥肌が……。

伊藤 ほんとに多才。手先も器用ですしね。なんでもできちゃいますよ。不可能なことはないですから。お勉強とか、課題として与えられたものは好きじゃないけど、じつは計算とかをつかさどる頭脳がものすごいので。

鈴木 計算? 数学とかですか? たしかに、学生時代は「数学が苦手」っておもっていたんですけど、じつは数学は大好きだったんですよ。あらかじめ答えの用意された問題を解いていく数学ではなくて、世界へのアプローチの仕方そのものが。

伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(後編) 02

伊藤 そうそう、ロジカルなもの。それがつねに働いているから、ピンときたアイデアにウワッといくときって、考えずにいくというよりは、意識的に分析や計算をしながら向かっていきますよね。

鈴木 へええ。すごい頭よさそうじゃないですか(笑)。

伊藤 そうですよ。頭いいですもん。いいんですけど、自分のなかで「それは頭いいって言わないだろー」っていうのがどこかにあるんだとおもいます。「一般人には理解できないぐらいの天才か、変人か」って言われるでしょ? 見方によっては天才だけど「意味がわからない」っておもわれてしまうこともある。そういう意味では天才と変人って紙一重ですよね。

鈴木 美大に入ったころから個性を意識しはじめて、名字も鈴木だし「ものすごく普通だし、どうしよう」っておもっていたのに、そんなふうに“特別な人”と言われる日がくるとはおもってなかったですね。

伊藤 その「鈴木で普通だし、頭がいいわけじゃないし……」っておもっちゃっているところと、実際の姿とのギャップがまたおもしろい。それも鈴木さんの魅力ですけど。

鈴木 いまでも、そうやっておもいつづけてますけどね。活動をはじめて10年以上経つんですが、ぼくのやっていることって、必ずしも生活に必要とされているものではないのに、いろんな方が活動する場を与えてくれたり助けてくれる。それがほんとにありがたいとおもう反面、同時に不思議におもうんです。だから「ぼくはちゃんと役に立っているのかな?」ってたまに不安におもってしまって。

伊藤 理解されにくいかもしれないけど、鈴木さん自身が「いまの時代に響く、あたらしい着眼点やアプローチで、なにかしら役に立ちたい」っておもっているから大丈夫ですよ。

鈴木 そうですかね?

伊藤 えぇ。だから「役に立ってくれてるよ。こうすれば、もっと役にたてるんじゃない?」っていう人が自然と周りに集まってきます。シンプルだし、邪念がなくピュアだから、どんどん人が寄ってきますよ。

鈴木 そうですか。不安におもう理由のひとつが、ぼくは最後の最後、ほんとに「ヤバイ」とおもったときに、ようやくちゃんと動き出せるんです。学生時代からずっと。逆に「ヤバイ」とか「これはやるべきだ」って自分で認識できないと動きだせなくて、最後の最後まで迷ってしまうというか……。

自分なりの瞑想方法を見つける

伊藤嶺花×鈴木康広|スピリチュアル対談(後編) 03
伊藤 これは鈴木さんに限ったことではないのですが、迷ったときや挫折したとき、「なんかうまくいかないな」っておもったり、悪循環が続いたり、体調が悪いとき、そういうときは波動が落ちます。どうしたらいいかっていうと、むずかしく考えないということ。とにかく1回シンプルにリラックスして、「もともとなにがしたかったんだっけな? どうすればうれしいんだっけな?」って、自分の喜びを再確認してください。むずかしく思考を働かせすぎないことが大事です。

「あーでもない。こーでもない」って、人はどうしても不安が大きくなっちゃうんですけど、それを考えるのをいっさいやめて、「もともとなにがしたかったのか?」っていう気持ちを取り戻すためにリラックスしてください。そうすると、おもしろいようにことが進みはじめますから。

鈴木 それはどのくらいの期間ですか? 一瞬でもいいんですか?

伊藤 一瞬でもいいです。1日に1回でも2回でも。人によって瞑想方法ってちがうので、だれでもヨガで瞑想するのがいいかっていうと、それはちょっとちがうんですけど。

鈴木 ぼくの場合、それはけん玉ですね。

伊藤 けん玉をやるっていうのが“無”になって落ち着けるのであれば、それが鈴木さんにとっての“瞑想”と言えるとおもいますよ。

鈴木 まさに。糸をまっすぐに引っ張ると、赤い玉が上に上がってくる。ただそれをやるだけで、自分の心が静まってひとつに一致するような気がするんです。

ABOUT
ITO Reika

株式会社ディヴァイン代表/スピリチュアルヒーラー 服飾雑貨系の企業にて商品企画、広告宣伝、経営企画の仕事に従事したのち、天界とのチャネリングと潜在意識のリーディングをおこなうライトワーカーとして活動開始。相談内容によってヒーリングや催眠療法、複数の占星術を組み合わせた宿命鑑定もおこなっている。自由が丘にて個人セッション、満月&新月のワークショップを開催中。著書に『シンクロニシティ』、『運命好転術』、『開運ビジネス風水虎の巻』。www.divine-msg.com

SUZUKI Yasuhiro

1979年静岡県浜松市生まれ。2001年東京造形大学卒業。2001年NHKデジタル・スタジアムで発表した公園の回転式遊具「グローブ・ジャングル」を利用した映像インスタレーション『遊具の透視法』が年間の最優秀賞を受賞。オーストリア・リンツで開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」への出品をきっかけに、国内外の多数の展覧会やアートフェスティバルに招待出品。2002年、『椅子の反映 inter-reflection』がフィリップモリス・アートアワードにて大賞を受賞。同年より東京大学先端科学技術研究センター岩井研究室特任助手を務め、同研究所を拠点に活動を開始する(2006年より廣瀬・谷川研究室特任助教)。現在は中邑研究室特任助教。2003年に発表した『まばたきの葉』は、スパイラルガーデンでの発表後、美術館のみならず多くのパブリックスペースへ展開をつづけている。2009年、羽田空港で開催されたインスタレーション「空気の港」のアートディレクションを担当し、作品『出発の星座』はグッドデザイン賞を受賞。2010年、瀬戸内国際芸術祭2010では『ファスナーの船』を出展し話題を呼んだ。2011年、浜松市美術館での個展を中心に、浜名湖での『ファスナーの船』展示、商店街や市役所でプロジェクトをおこない、浜松市教育文化奨励賞「浜松ゆかりの芸術家」を受賞。初の作品集『まばたきとはばたき』(青幻舎)を刊行した。 www.mabataki.com/